社会

皇后雅子さまのタートルネック着こなし術 トレンドアイテムの合わせ方をスタイリストが解説

辛口ジャケットに女性らしさをプラス

愛子さまの小学1年生の運動会には、きちんと感のあるネイビーのジャケットにクリーム色のハイネックのインナーという装い。大粒のパールのイヤリングがポイントに。

愛子さまの小学1年生の運動会でデジカメを手に見守られる雅子さま
小学1年生の愛子さまの運動会でカメラを手に見守られる雅子さま(2008年10月12日、Ph/JMPA)
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「テーラードジャケットは辛口な着こなしになりがちですが、タートルネックのニットを中に着ることで、やわらかい女性らしいコーディネートになります。雅子さまのように、ジャケットよりも明るいカラーをインナーにすると、全体が重たくならず、バランスよくまとまります。

シーンに合わせて、カジュアルさをプラスしたいなら、ジャケットにあえてカジュアル度の高いタートルネックやデニムパンツなどを合わせると、トレンド感のある装いになります」

大ぶりな襟のアウターにきちんと感を添えて

2011年5月に東日本大震災に伴う避難者お見舞いの際は、白のタートルネックに同じ白の襟の大きなブルゾンを羽織られていました。

2011年5月に東日本大震災に伴う避難者お見舞いに訪れた雅子さま
避難所を訪れ被災者に励ましの言葉をかける雅子さま(2011年5月、Ph/JMPA)
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2011年5月に東日本大震災に伴う避難者お見舞いに訪れた陛下と雅子さま
動きやすいアウターでお見舞いをされる陛下と雅子さま(2011年5月、Ph/JMPA)
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「大きめのデザイン襟のブルゾンに、タイトな同色のタートルネックを重ねることで、カジュアルすぎず、きちんと感のある装いに。トレンドの大きめな襟のデザインの服には、シンプルなデザインやシルエットのものを合わせるとバランスがいいです。タートルネックを合わせる場合は、首元に沿うようなデザインのものをセレクトすると、ラフにならず上品です」

カジュアルコーデに品を添えつつヘルシーに

愛子さまの幼稚園での初めての運動会には、白のタートルネックのトップスに黒のパンツというカジュアルスタイルでした。父母参加の種目があることもあり動きやすいパンツスタイルに。それでも耳もとにはパールのイヤリングなど上品さもキープ。

愛子さまの幼稚園での初めての運動会でビデオカメラを持つ陛下と雅子さま
パールのイヤリングで上品さをプラス(2006年10月8日、Ph/JMPA)
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「ニットアウター×パンツスタイルのきれいめカジュアルなコーディネートですが、白のタートルを首元に少しのぞかせることで、エレガントさを軽減させ、品のあるカジュアルなコーディネートになっています。クルーネックのカットソーでもまとまりますが、ハイネックをセレクトする、ひと手間が上級者。ノーアクセサリーでも、お顔周りが明るく、抜け感が出ています。

シンプルな白のカットソーこそ、シルエットやデザインを厳選すると、ワンランクアップしたおしゃれが楽しめます。この季節、コートやカーディガンを羽織ってしまうと、袖周りのデザインは見えないので、襟元が重要。ネックラインをそろえるのではなく、あえて、タートルネックでレイヤード感を高めるとトレンド感のある着こなしになります」

→雅子さまの麗しき着物姿はコチラ

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