【1】 ハイアール『168L 前開き式冷凍庫 JF-NUF168A』(定格内容積168L)
3月1日に発売された、前開き式×ファン式の、霜取りが不要な冷凍庫です。
ただしサイズは、幅約50×奥行59×高さ約154cmと大きめ。その分、定格内容積は168Lとたっぷりはいります。扉を開けると7段式で、引き出し式のクリアバスケットもあり、整理しやすいのが特長です。
「ソフト冷凍モード」で解凍の手間ナシ! 大容量のファン式冷凍庫
もちろん、機能面にもこだわりが。
「この冷凍庫は庫内が2室の独立構造となっており、上室と下室を、それぞれ別の温度帯に設定できます。例えば上室を約-8℃の『ソフト冷凍』モードにすれば、食材がカチカチに凍らないので、半日かけて解凍したり、冷水解凍したりする手間もなく、すぐに調理が可能。時短になりますね。
また、上下とも冷蔵温度と冷凍温度を自由に切り替え設定ができるので、入れたい食材に合わせて幅広い使い方ができます」
肉や魚などすぐに調理に使いたい食材を上室のソフト冷凍モードにして、その他しっかり冷凍保存しておきたい買い置きの冷凍食品やアイスクリームなどを広めの下室に入れておくといった、「上は解凍、下は急冷凍」という使い分けもいいでしょう。メインの冷蔵庫の冷蔵室がパンパンになったらこちらの冷凍室の上室を冷蔵室に切り替えて使うこともでき、使用範囲は広がりそうです。
【2】アクア『冷凍庫AQF-GD10M』(定格内容積100L)
3月24日に発売されたばかりの新製品。霜取りが自動で行われるファン式です。
サイズは幅約56×奥行約65×高さ約88cmのコンパクトタイプ。冷凍庫ではありますが、冷蔵にもチルドにも切り替え設定ができるため、「セカンド冷凍庫」ならぬ「セカンド冷蔵庫」「セカンドチルド室」としても使えます。
圧迫感がなく、インテリアに溶け込みやすいコンパクト型
「シンプルな引き出し式冷凍庫です。高さが90cm以下と低めで圧迫感がなく、ガラスドア&ガラステーブルを採用しているため、リビングや書斎、リモートワークスペースなどに家具感覚で置けます。リモートワークスペースに置くなら飲み物を冷やす冷蔵庫として使うのもよいでしょう。
もしキッチンのすき間を活用したいなら、横幅36cmでスリムながら定格内容積が102LもあるAQF-SF10Kがおすすめです」
セカンド冷凍庫として使う場合、電気代が余計にかかることが懸念されますが、本製品は省エネモデル。年間消費電力量も少ないので、電気代も安心です。
セカンド冷凍庫は、庫内のスペースが広ければ広いほど入れられますが、届いてみたら想像していたより大きかった…と、置き場所に困ることも。買う前に、どこに置いてどう使うかをよくシミュレーションしておくと安心です。
◆教えてくれたのは:家電ライター・田中真紀子さん
白物家電・美容家電を専門とするライター。雑誌やウェブなどの多くのメディアで、新製品を始めさまざまな家電についてレビューを執筆している。https://makiko-beautifullife.com
取材・文/桜田容子
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