クレジットカードでポイントが倍々になることも
クレジットカードを使うスキルを高めたら、一度の購入で複数のポイントを貯める方法もフォローしていきましょう。例えば、本を1冊買うにしても、書店のポイント、デパートなどテナントのポイント、支払ったクレジットカードのポイントと3つのポイントを一度の買い物で貯めることも可能なのです。
生活スタイルに合わせて作るカードを選ぶのがおすすめ
どのカード会社を選ぶべきか迷っている人は、よく行くスーパーやデパート、または路線などに紐づいたクレジットカードがないかチェックしてみましょう。提携する店や交通機関を使ったときにポイント付与率が高くなるクレジットカードが見つかると思います。
クレジットカードを作る前に、対象店舗で月間いくらお金を使うのか、どのくらいポイントが貯まるかを考えてみるといいですよ。月に500ポイントだったとしても、年間にすると6000ポイントも貯まることを考えるとバカにできません。
二重取りを活用すればこんなにお得に!
カード利用に慣れて、もっと得をしたいと思ったら、ポイントの二重取りなどにトライしましょう。
例えば、セブン-イレブンなどのセブン&アイグループのお店で使える電子マネーnanacoポイントは、提携しているクレジットカード「セブン・カードプラス」からチャージするだけで200円あたり1ポイント、そのnanacoで支払いをすると200円あたり1ポイントがもらえます。つまり、nanacoポイントを二重取りできるのです。
おまけ付きQUOカードを購入するのがお得
さらに、チャージしたnanacoでQUOカードを購入するのがおすすめ。nanacoでQUOカードを購入してもnanacoポイントは付与されませんが、セブン-イレブンの店頭で販売しているQUOカードは、5000円券に70円分、1万円券に180円分のおまけが付いています。つまり、「セブン・カードプラス」からチャージしたnanacoでQUOカードを購入することで、チャージ時のnanacoポイントに加えて、70円ないし180円を得することができるのです。
さらに、QUOカードをセブン-イレブンで使ってもnanacoポイントは付きませんが、ファミリーマートやローソンではQUOカードで支払いをした分は提携ポイント加算の対象です。Tポイント(200円につき1ポイント)やPontaポイント(0:00〜15:59に利用すると200円につき1ポイント、16:00〜23:59の利用はで200円につき2ポイント)を貯めることができます。
少しの手間で1万円が1万280円分に!
では、ここまでに紹介した内容を踏まえて、QUOカード1万円券をセブン-イレブンで購入し、ファミリーマートで使用する場合を例に説明します。
「セブン・カードプラス」を使ってnanacoを1万円チャージ(nanacoポイント50P)、nanaco支払いで1万円のQUOカードを購入(QUOカードのおまけ180円分)、16:00〜23:59にファミリーマートでQUOカードを使用して1万円分買い物(Tポイント50P)となります。
1Pあたり1円として使えますから、合算すると280円分。銀行の普通預金の金利は高くても0.1%程度ですから、1万円を1年間預けても10円しか利子がつきません。クレジットカードを賢く使えば、かなりお得になることをわかっていただけると思います。
◆教えてくれたのは:生活コスト削減コンサルタント・生方正さん
うぶかた・ただし。明治大学サービス創新研究所研究員。高校卒業後に海上自衛隊に入隊。勤務の傍ら節約術を駆使しながら、国内株式、金の現物買い、在日米軍に対する不動産投資などを行い、40代で2億円の資産を築いた。現在は生活コスト削減コンサルタントと南極講演家として、メディアで活躍中。著書に『高卒自衛官が実現した40代で資産2億円をつくる方法』(あさ出版)、『攻めの節約』(WAVE出版)など。
構成/イワイユウ