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親の物の片付けをスムーズに進めるためには?20年以上現場を見てきたプロが語る「やってはいけないこと」

命令ではなく、お願いや提案をする

変化を好まないお年寄り相手には、棚ひとつ移動するのも説得が大変でしょう。そんなときは、「邪魔だから移動する」ではなく、「リビングに置いたら今より便利だよ」などと提案し、お願いする口調で穏やかに話しかけてみましょう。

「これをやって」「こうするからね」ではなく、「こうやってもいいかな?」「こうしたらダメかな?」とお伺いを立てると、その中身に異論があっても、自分に意見を求めてきた、というプライドを満足させることができるので、意外と素直に言うことを聞いてくれることがあるんです。

こちらの都合で片付けを進めるのではなく、本人の暮らしがよりよくなるように提案することが大切です。押し付けず、思いやりを持って親と話をしましょう。

◆教えてくれたのは:幸せ住空間セラピスト・古堅純子さん

古堅純子さん
幸せ住空間セラピスト、家事効率化支援アドバイザーの古堅純子さん
写真6枚

幸せ住空間セラピスト、家事効率化支援アドバイザー。整理収納アドバイザー1級、整理収納アドバイザー2級認定講師、企業内整理収納マネージャーの資格を所持。1998年、老舗の整理収納サービス会社に入社。20年以上現場第一主義を貫き、クライアントのもとへ通う。5000軒以上の家でサービスを重ね、古堅式メソッドを確立。オンラインを含むコンサルティングやメディア出演や講演も行う。著書は累計60万部で、最新著は『「シニアのための なぜかワクワクする片づけの新常識』(朝日新聞出版)。YouTubeチャンネル「週末ビフォーアフター」は、1000万回再生を突破。チャンネル登録者数9万1000人(2022年4月現在)。https://s-d-m.jp/talents/jyunko-furukata/

構成/イワイユウ

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