胸元の柄スカーフがアクセントになり華やか
2006年10月、天皇陛下(当時は皇太子)とともに、奈良国立博物館にて第58回正倉院展を鑑賞された雅子さま。白黒のモノトーンコーデに、胸元のスカーフが印象的でした。
「モノトーンコーディネートに、柄のスカーフ使いが気品漂う着こなしですね。スカーフにも、さり気なく、白黒カラーが取り入れられているのでまとまり感もあります。顔周りにスカーフを巻くことで、一気に顔周りが明るくなり、スカーフの光沢感によるツヤ感もプラスされます。スカーフや白ジャケットにより、視線も上に上がるので、スタイルアップにつながる着こなしになっています。
肌見せでの抜け感を作るよりも、アラフィフ世代は、白などの明るいカラーやスカーフなど小物の素材のツヤ感を生かすと若見えします」
足元に向かってトーンを落とすグラデーションで柔らかいモノトーンコーデに
2006年11月、学習院幼稚園の遠足で、愛子さまと東京都多摩動物公園へ。雅子さまは、グラデーションのモノトーンコーデをご披露。
「グラデーションのモノトーンコーディネートは、女性らしい柔らかい雰囲気に仕上がります。秋冬はコーディネートの分量が多いコートを白にすることで、モノトーンではありますが、全体的に明るい印象になっています。さらに、ベルテッドコートでウエストマークされていて、スタイルよく見える着こなしになっています。
グラデーションのモノトーンコーディネートは、上半身を明るくしてグラデーションを作り、色のコントラストをつけすぎないことで、より女性らしくなります」