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旬の大根の選び方と使い分け術 葉の近くはサラダ、真ん中は煮物、先端はおろしに

細かくカットした場合は翌日までに食べ切る

サラダ用などに細かく切った大根を保存する場合は、水によくさらしたあと、水気を切って密封容器に入れて冷蔵保存しましょう。時間が経つと茶色く変色してきますので、翌日には食べ切ってください。

冷凍保存も◎カットやおろしなど使い分けを

大根は冷凍保存も可能です。冷凍の場合も、根と葉に分けて保存しましょう。

根は皮を剥いて使いやすい大きさにカットしたら、キッチンペーパーなどで水気を拭き取り、生のまま冷凍用の保存袋に平らにして入れましょう。1か月程度保存することができます。冷凍すると大根らしいシャキッとした食感は失われますが、冷凍のまま鍋に入れられるので、煮物やスープなどに使う場合は手軽です。

冷凍した大根の葉
大根は葉と根を分けて、それぞれ冷凍保存も可能(Ph/photoAC)
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葉も使いやすい大きさにカットして、水気を拭き取ってから小分けにし、重ならないように広げてラップで包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保管してください。

また、大根おろしを冷凍するのもOKです。すりおろしてから軽く水気を切って、保存袋に入れて冷凍しましょう。平らにして厚みが出ないようにすると、使いたい分だけ割って取り出せます。生で食べるときは自然解凍を、みぞれ煮などは凍ったまま鍋に入れてもOKです。

◆教えてくれたのは:野菜ソムリエプロ・福島玲子さん

野菜ソムリエの福島玲子さん
野菜ソムリエプロ・福島玲子さん
写真6枚

ふくしま・れいこ。野菜ソムリエプロのほか、アスリートフードマイスター2級、ジュニア食育マイスター、食の検定1級、ベジフルカッティングスペシャリスト、エコクッキングナビゲーターなど多数の資格を持ち、日本野菜ソムリエ協会創立 20 周年記念事業『野菜ソムリエ名鑑 vol.1』に掲載されている。現在は、“野菜や果物から健康に”との考えを大切に講演・セミナー講師、イベント・セミナー運営サポート、コラム、料理教室、レシピ開発や監修・ジュニアアスリートの栄養指導・など、多岐にわたって活動中。https://ryufrei.com/

構成/イワイユウ

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