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皇后雅子さまの冬のおしゃれ、愛らしく上品な「カチューシャ」ファッションをプレイバック

1993年3月、御所でデートをされるために自宅を出る雅子さま
エレガントなカチューシャ。ブルーのピーコートに白地のスカーフが爽やか(1993年3月14日、Ph/KYODONEWS)
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外ではアウターの印象が強く、変わり映えしないファッションになりがちな冬は、小物でおしゃれに差が付きます。そこで、雅子さまの冬ファッションを振り返ると、よくお召しになっていたのが「カチューシャ」。そこで、ブームが再熱しているカチューシャをお召しになった雅子さまの冬のファッションを振り返ります。

ピーコートにスカーフを合わせたデートスタイル

1993年3月、天皇陛下(当時は皇太子)とのご成婚の日取りも決まった頃、御所でデートをされるために自宅を出る雅子さま。

ネイビーブルーのピーコートに白地のストールを巻かれ、顔周りが明るいデートコーデ。シックで知的なネイビーを主役にしたコーディネートに、カチューシャやゴールドのイヤリングなど顔周りに小物を効かせ明るく華やかな印象でした。

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シックなモノトーンコーデをスカーフとカチューシャでスタイリッシュに

1995年2月、阪神・淡路大震災の避難所の体育館で被災者を励ますご夫妻。雅子さまは、シックなモノトーンコーディネートでした。

1995年2月、阪神・淡路大震災の避難所の体育館で被災者を励ますご夫妻
避難所の体育館で被災者を励ますご夫妻(1995年2月26日、Ph/JMPA)
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1995年2月、阪神・淡路大震災の避難所の体育館で被災者を励ます雅子さま
被災者と握手をされる雅子さま(1995年2月26日、Ph/JMPA)
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雅子さまは黒のジャケットにロング丈のプリーツスカート、白シャツという黒が多めのモノトーンコーデ。シックな色合いですが、スカーフをプラスされ、防寒+おしゃれも。黒が多めの落ち着いたトーンのコーディネートですが、カチューシャやパールのイヤリングなどを合わせて、顔周りは明るい印象に。被災者を元気づけようというお心遣いを感じさせました。

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洗練された黒のセットアップに女性らしさを添えるカチューシャ

1996年2月、天皇陛下(当時は皇太子)とともに、神奈川県の横浜美術館を訪れられ、ゴッホ展をご見学。

1996年2月、天皇陛下(当時は皇太子)とともに、神奈川県の横浜美術館を訪れられ、ゴッホ展をご見学
スタンドカラーのブラウスにカチューシャが上品で洗練された印象(1996年2月1日、Ph/JMPA)
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雅子さまは、ベルベット素材と思われるジャケットと膝丈のスカートの形のきれいなセットアップでお出ましに。インナーには、スタンドカラーの白のブラウスを合わせられ、清楚な印象です。さらに、セットアップと同じカラー、同じ素材のカチューシャをつけられ、清楚でシックな中に洗練された雰囲気が光ります。パールのイヤリングやリング、ブローチをプラスすることでさりげなく華やかさを添えたコーディネートでした。

1996年2月、天皇陛下(当時は皇太子)とともに、神奈川県の横浜美術館を訪れられた雅子さま
リングやイヤリングなど、パールアクセが華やかさをプラス(1996年2月1日、Ph/JMPA)
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髪になじむデザインと、カジュアルスタイルのアクセントになるデザインをチョイス

1997年12月の雅子さま34歳の誕生日に合わせて公開された写真は、そのひと月前の11月に栃木県塩谷郡高根沢町・御料牧場にて撮られたもの。このときは、髪の毛になじむ、ヘアカラーと同色のカチューシャをセレクト。

栃木県塩谷郡高根沢町・御料牧場に訪れた天皇皇后両陛下
赤のニットが主役のパンツコーデにカチューシャで女性らしさをプラス(1997年12月9日、Ph/宮内庁提供)
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赤のVネックニットの下に白のシャツを合わせ、中にスカーフを入れ込むというおしゃれ上級者の着こなし。雅子さまはブラウン系のチェック柄のパンツでカジュアルでしたが、カチューシャをプラスすることで女性らしさが強調され、かつ上品さも漂っていました。

栃木県塩谷郡高根沢町・御料牧場を訪れた天皇皇后両陛下
サイクリングにはパンツにスニーカーのスポーツカジュアルスタイルで(1997年12月9日、Ph/宮内庁提供)
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御料牧場内でサイクリングを楽しまれる際は、貴重なスポーティーカジュアル。白のスニーカーにネイビーのパンツ、白の襟付きシャツに白のベストを重ね着されたカジュアルスタイルに、ビビットなピンク色のはいったカチューシャをつけられ、よりファッショナブルになっていました。

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ペールトーンのトップスのリンクコーデは顔周りにアクセサリーを散りばめて

35歳になる雅子さまのポートレート。やわらかなペールカラーのイエローのニットに、白シャツ、スカーフをお召しに。天皇陛下(当時は皇太子)もペールカラーの水色のニットに白シャツ、パンツと、リンクコーデでした。

35歳になる雅子さまのポートレート
お二人そろってペールトーンのトップスにパンツというリンクコーデ(1998年11月16日、Ph/宮内庁提供)
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雅子さまは黒でやや太めのパンツなので、重ための印象ですが、トップスを明るいクリームイエローにし、カチューシャで顔周りをすっきりさせることで、明るい印象にまとまっています。

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小物を効かせたパンツルックでおしゃれ度際立つタウンコーデ

2000年2月、静岡県の沼津御用邸記念公園を訪問された天皇陛下(当時は皇太子)と雅子さま。雅子さまはモノトーンのチェック柄ジャケットにパンツを合わせたマニッシュなスタイルでしたが、随所にこだわりの小物を散りばめていました。

2000年2月、静岡県の沼津御用邸記念公園を訪問された天皇陛下(当時は皇太子)と雅子さま
インナーのグリーンのハイネックがアクセントに(2000年2月9日、Ph/JIJIPRESS)
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チェック柄のジャケットに黒のパンツというマニッシュなスタイルですが、インナーにグリーンのトップスを合わせることで、顔周りが明るく、コーディネートのポイントに。さらに、小ぶりなバッグや胸元のブローチ、カチューシャでイヤリングの存在感も上がり、女性らしさを感じさせるおしゃれコーデでした。

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