
外ではアウターの印象が強く、変わり映えしないファッションになりがちな冬は、小物でおしゃれに差が付きます。そこで、雅子さまの冬ファッションを振り返ると、よくお召しになっていたのが「カチューシャ」。そこで、ブームが再熱しているカチューシャをお召しになった雅子さまの冬のファッションを振り返ります。
ピーコートにスカーフを合わせたデートスタイル
1993年3月、天皇陛下(当時は皇太子)とのご成婚の日取りも決まった頃、御所でデートをされるために自宅を出る雅子さま。
ネイビーブルーのピーコートに白地のストールを巻かれ、顔周りが明るいデートコーデ。シックで知的なネイビーを主役にしたコーディネートに、カチューシャやゴールドのイヤリングなど顔周りに小物を効かせ明るく華やかな印象でした。
シックなモノトーンコーデをスカーフとカチューシャでスタイリッシュに
1995年2月、阪神・淡路大震災の避難所の体育館で被災者を励ますご夫妻。雅子さまは、シックなモノトーンコーディネートでした。


雅子さまは黒のジャケットにロング丈のプリーツスカート、白シャツという黒が多めのモノトーンコーデ。シックな色合いですが、スカーフをプラスされ、防寒+おしゃれも。黒が多めの落ち着いたトーンのコーディネートですが、カチューシャやパールのイヤリングなどを合わせて、顔周りは明るい印象に。被災者を元気づけようというお心遣いを感じさせました。
洗練された黒のセットアップに女性らしさを添えるカチューシャ
1996年2月、天皇陛下(当時は皇太子)とともに、神奈川県の横浜美術館を訪れられ、ゴッホ展をご見学。

雅子さまは、ベルベット素材と思われるジャケットと膝丈のスカートの形のきれいなセットアップでお出ましに。インナーには、スタンドカラーの白のブラウスを合わせられ、清楚な印象です。さらに、セットアップと同じカラー、同じ素材のカチューシャをつけられ、清楚でシックな中に洗練された雰囲気が光ります。パールのイヤリングやリング、ブローチをプラスすることでさりげなく華やかさを添えたコーディネートでした。

髪になじむデザインと、カジュアルスタイルのアクセントになるデザインをチョイス
1997年12月の雅子さま34歳の誕生日に合わせて公開された写真は、そのひと月前の11月に栃木県塩谷郡高根沢町・御料牧場にて撮られたもの。このときは、髪の毛になじむ、ヘアカラーと同色のカチューシャをセレクト。

赤のVネックニットの下に白のシャツを合わせ、中にスカーフを入れ込むというおしゃれ上級者の着こなし。雅子さまはブラウン系のチェック柄のパンツでカジュアルでしたが、カチューシャをプラスすることで女性らしさが強調され、かつ上品さも漂っていました。

御料牧場内でサイクリングを楽しまれる際は、貴重なスポーティーカジュアル。白のスニーカーにネイビーのパンツ、白の襟付きシャツに白のベストを重ね着されたカジュアルスタイルに、ビビットなピンク色のはいったカチューシャをつけられ、よりファッショナブルになっていました。
ペールトーンのトップスのリンクコーデは顔周りにアクセサリーを散りばめて
35歳になる雅子さまのポートレート。やわらかなペールカラーのイエローのニットに、白シャツ、スカーフをお召しに。天皇陛下(当時は皇太子)もペールカラーの水色のニットに白シャツ、パンツと、リンクコーデでした。

雅子さまは黒でやや太めのパンツなので、重ための印象ですが、トップスを明るいクリームイエローにし、カチューシャで顔周りをすっきりさせることで、明るい印象にまとまっています。
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小物を効かせたパンツルックでおしゃれ度際立つタウンコーデ
2000年2月、静岡県の沼津御用邸記念公園を訪問された天皇陛下(当時は皇太子)と雅子さま。雅子さまはモノトーンのチェック柄ジャケットにパンツを合わせたマニッシュなスタイルでしたが、随所にこだわりの小物を散りばめていました。

チェック柄のジャケットに黒のパンツというマニッシュなスタイルですが、インナーにグリーンのトップスを合わせることで、顔周りが明るく、コーディネートのポイントに。さらに、小ぶりなバッグや胸元のブローチ、カチューシャでイヤリングの存在感も上がり、女性らしさを感じさせるおしゃれコーデでした。
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