健康・医療

腰や膝、肩が痛む原因「間違った体の使い方」を簡単に矯正 整形外科医考案の「長生きストレッチ」実践法

痛みの原因は「間違った体の使い方」の可能性も(Ph/photoAC)
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将来の寝たきりリスクが高まるとされるロコモ(ロコモティブシンドローム)。『長生き足腰のつくり方』(アスコム)の著者でスポーツ整形外科医の渡會公治さんは、その原因について、「加齢による衰え」と「間違った体の使い方を続けていること」の2点を挙げています。「中高年になって足腰の痛みに悩まされている人の多くは、悪い身体の使い方を長年続けてきたツケを払わされているということ。そうした悪いクセを矯正するために独自に考えたのが、『長生きストレッチ』です」(渡會さん・以下同)。渡會さん考案の「長生きストレッチ」を実践すると、体の構造に合った動きにより、長年染みついたクセが矯正できるといいます。

長生きストレッチは何歳からでも

「私の指導を受けた中高年以上の方々の多くが、新しい体の使い方を学んで痛みのない生活を始めています。体の構造に合った自然な動きなので、理解すると身に付いてしまうものなのです」

新しい体の使い方を覚えて痛みのない生活を(Ph/photoAC)
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長生きストレッチの目的

「長生きストレッチの目的は、『理にかなった上手な体の使い方を身に付ける』『加齢とともに衰えた運動器の能力を回復する』の2つです。

この目的を達成するのに必要なのは難しい運動ではありません。簡単な動作を、毎日少しずつ続けるものです。年齢性別にかかわらず誰でも取り組めるので、習慣にできるかどうかが最大のポイントです」

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