決めたら一直線!素直に周りを頼ることも大切
これをやりたい、作りたいと決めても、長い時間がかかると普通の人間ならばあきらめたくなるときもあるもの。制作がうまくいかないと、人間関係もぎくしゃくして頓挫することも…。山田さんは、そうした“壁”をどうやって乗り越えているのでしょうか?
「決めたら一直線タイプなんです。よくブルドーザーのような性格と言われます(笑い)。道がないところに薙刀で草を刈って道を作っていくような人間だと例えられます。社員は私が作ったあぜ道を整えていくようだ、と周りから言われますね。
決めたら一直線な性格ではありますが、ものづくりに関しては柔軟に考えることを大切にしています。解決したい課題があったら、それに到達するためには何をすべきか、周りに頼りながらさまざまな可能性を模索しますね。素直に悩みを伝えることも、大切だと思っています」
◆教えてくれたのは:一般社団法人日本フェムテック協会代表理事・山田奈央子さん
大手下着メーカーで企画・開発を行った後、世界初の下着コンシェルジュとして独立。株式会社シルキースタイルを設立し、女性特有の悩みに寄り添ったインナー、コスメ、健康雑貨などの商品企画開発を17年間行う。自身の女性疾患もきっかけとなり、2021年に日本フェムテック協会を設立し、代表理事としてウィメンズヘルスリテラシーの重要さを雑誌・TV・企業・行政などで周知する活動をしている。2男の母。
撮影/小山志麻 取材・文/イワイユウ