ボディケア

【わたしのフェムテック】挿入せずに座るだけ!フェムケア専門家がすすめる尿もれ対策の「膣トレグッズ」

『kGoal BOOST(ケゴール ブースト)』のライトが付いている状態
挿入せずに座るだけの「膣トレグッズ」をフェムケア専門家がすすめる理由とは
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女性特有の健康の悩みを解決する商品やサービスである「フェムテック」。詳しい識者に、アラフィフにおすすめのアイテムを教えてもらうこの企画。今回は、フェムケアコンシェルジュとして活躍する木川誠子さんに尿もれ対策におすすめのアイテムについて教えてもらいました。

挿入しなくてOK!服を着たまま座るだけでできる膣トレグッズ

木川さんが教えてくれたのは、『kGoal BOOST(ケゴール ブースト)』(3万1900円・税込)。ケゴールは、医師やエンジニアなど各分野のプロたちによって作られた、骨盤底筋肉の健康を支える、アメリカ生まれのウェルネスブランド。『ケゴール ブースト』は、10cm×17cmほどで、医療用シリコンとABS樹脂でできた骨盤底筋トレーニンググッズです。

『kGoal BOOST(ケゴール ブースト)』とUSBケーブル
ケゴールは、医師やエンジニアなど各分野のプロたちによって作られた、骨盤底筋肉の健康を支える、アメリカ生まれのウェルネスブランド
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「これまで多くの産婦人科医に取材をさせていただき、その際に、骨盤底筋についてのお話もいろいろと伺いました。骨盤底筋とは、恥骨から尾てい骨に走る筋肉のことで、子宮や膀胱など内臓をハンモックのように支えているそうです。妊娠や出産の影響や年齢とともに筋力が弱まることで骨盤底筋が緩み、尿もれしやすくなるだけでなく、下半身太りにも影響するなど、下半身周りの悩みや健康に大きく影響します。骨盤底筋を鍛えることはとても重要です。

ですが巷によくある、骨盤底筋群を鍛えるアイテムは、挿入するタイプが主流。この『ケゴール ブースト』(以下、ブースト)は挿入せずに”座る”というスタイルでトレーニングができるところが、とても画期的だと思いました。私は、自ら挿入することに抵抗があるので、このアイテムを知ったときは感動しました」(木川さん・以下同)

尿もれは更年期症状のひとつ。ケア次第で改善も

尿もれは妊娠出産の経験の有無を問わず更年期症状のひとつとして挙げられます。でも、ケア次第で予防や改善もできると言います。

椅子の上に置いた『kGoal BOOST(ケゴール ブースト)』
10cm×17cmほどで、医療用シリコンとABS樹脂でできた骨盤底筋トレーニンググッズ
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「女性の尿もれや頻尿トラブルは、加齢によって起こる骨盤底筋の低下によるものがほとんどと言われています。『年齢のせいだから仕方がない』と放っておくと、子宮や膀胱などが少しずつ下がってきて、新たなトラブルを生むことも。今まだ尿もれに悩んでいない人も、骨盤底筋を鍛えるトレーニングを、予防のためにもしておくことがおすすめです。」

アプリと連動しているから「ちゃんとできているか」が確認できる

このブーストは、圧力を感じるセンサーがはいっていて、スマホと連動しているのも特徴。使い方は簡単で、椅子の上にブーストを置く→スイッチをオンにして洋服を着たまま上に座る→スマホでブーストのアプリを起動→アプリの指示通りに締める、緩めるを繰り返すトレーニングを開始する。

『kGoal BOOST(ケゴール ブースト)』のアプリ
圧力を感じるセンサーがはいっていて、スマホと連動。アプリと連動させながらトレーニングできる
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「アプリと連動させながらトレーニングをするので、間違ったまま使うことがなく安心です。挿入せずに、しかも服を着たままできるので、仕事中など、”ながら”で行えます。アプリは日本語対応しているので操作もわかりやすく、動作も簡単です。骨盤底筋のわずかな力加減にもアプリが反応してくれるので、正しくトレーニングできているかを目視で確認することができるという点が嬉しいです」

挿入しないからシェアして使える!

挿入して使うタイプではないから、メリットとしてアフターケアもいらず、他の人とのシェアも可能だそうです。

「近年は男性の尿モレも健康課題として挙げられているので、このブーストはジェンダー関係なく使用できるのが魅力です。本体は1台でもアプリをそれぞれのスマートフォンにインストールすれば、個々にトレーニングの記録できるので、パートナーや家族とシェアして使えます」

◆教えてくれたのは:フェムケアコンシェルジュ・木川誠子さん

フェムケアコンシェルジュの木川誠子さん
フェムケアコンシェルジュの木川誠子さん
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2016年からフェムテック領域に本格的に取り組み始め、フェムケアをはじめ、五感を通して自分を知るための”フェムアートプロジェクト”を立ち上げる。2022年には「株式会社k company」を設立。ウェブメディア「フェムテックtv」で執筆、ナレッジサイト「フェムテックジャパンカレッジ」デスクを務め、一般社団法人日本フェムテック協会主催認定講座テキストを制作。『潤いの膣レッチ』(光文社)執筆にも関わる。https://kcmpny.com

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