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《説得できない!》悠仁さま、充実するキャンパスライフを優先し「園遊会欠席」 紀子さまが懊悩か…秋篠宮家に長らく横たわるコミュニケーション不全の問題 

学業に注力される日々が始まる悠仁さま(2025年9月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
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 40年ぶりの「男性皇族の成年式」が終わり、世間は悠仁さまへの関心を強めている。だが、国民と直に触れ合える貴重な機会に、悠仁さまのお姿はない。その選択は悠仁さまの「自立」であると同時に、紀子さまにとっては口惜しさでもあった。

 毎年春と秋に開催される園遊会の歴史は、明治時代の「観菊会」と「観桜会」まで遡る。当初から国内外の要人や著名人が参加し、皇族方にとって大切な社交の場となっていた。そういった原点に立ち返れば、9月上旬に成年式を済ませられたばかりの秋篠宮家の長男・悠仁さまにとって、10月28日の園遊会は“デビュー”の機会としてベストタイミングとみられていた。ところが──宮内庁は10月14日、園遊会に悠仁さまが出席されないと発表した。

「大学の授業を優先されるため、悠仁さまは欠席されるとの説明でした。10月上旬から後期の授業が始まり、カリキュラムもよりタイトになったようです。11月初旬には入学後初の大学祭が予定されているため、『野生動物研究会』とバドミントンサークルの2つを掛け持ちされている悠仁さまは、その準備にお忙しいのかもしれません」(皇室記者)

 悠仁さまのキャンパスライフからは、日々の充実ぶりがうかがえる。ご学友と大学近辺の中華食堂やファミレスで和気藹々とやりとりする姿が目撃されており、6月に学内で開催された新入生中心のイベントでは、模擬店でベビーカステラを販売。店先で「カステラいかがですかー?」と元気に呼び込みをされるシーンもあった。

 慣例的に、園遊会への出席は「成年皇族」に限定されてきた。天皇陛下や秋篠宮さまは20才を迎え、成年式を済ませられてからの初参加だった。一方、民法改正により成年年齢が20才から18才に引き下げられたことで、悠仁さまは現在19才ながらすでに成年を迎えられている。さらに悠仁さまの園遊会出席への期待を後押ししたのが、昨年7月の宮内庁長官の発言だった。

愛子さまと佳子さまのもとには多くの招待者が集まった(2025年4月、東京・港区。撮影/JMPA)
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「長官は会見で、“園遊会などの宮中行事以外の行事には、成年式以前であっても学業の都合がつけば参加される可能性がある”と明かしました。当時はまだ成年前でしたが、かなり早い段階での悠仁さまの“園遊会デビュー”が示唆されました」(前出・皇室記者)

 ところが実際には、成年式前はおろか、成年式を滞りなく終えたこの秋も、悠仁さまが園遊会に出席されることはないのだ。欠席の背景には、悠仁さまご自身の意思があったようだ。

「悠仁さまはこの夏、佳子さまとご一緒に世界陸上を観戦されたり、大阪・関西万博を1泊2日の日程で視察されました。その間にも、プライベートで遠方にお出かけになっていたといいますから、かなり多忙な夏休みだったことでしょう。さらに園遊会となれば、主立った招待者のプロフィール確認といった“予習”が発生します。

 学業と公務の準備を両立させるのは、かなりの重労働になります。そういった点を考慮し、悠仁さまご自身が園遊会欠席を決められ、秋篠宮さまが承諾されたということなのでしょう」(宮内庁関係者)

紀子さまの努力の結実

 一方、欠席を嘆く声も聞こえてくる。秋の園遊会には、騎手の武豊さん(56才)や人間国宝の漆芸家・山岸一男さん(71才)ら約1800人が招待されている。この春の園遊会から、天皇陛下を先頭に皇族方が一列に並んで招待者と懇談する形式から一転、大々的なルート変更が行われた。

 多くの招待者が皇室の方々と交流を楽しめるようルートが3つに分けられ、天皇家の長女・愛子さまと秋篠宮家の次女・佳子さまがいらっしゃったルートは特に華やかな雰囲気に包まれていた。今回も、両陛下とほかの皇族方でルートが分けられる方向で調整されている。

「悠仁さまは成年式での凜々しい正装と、前髪を短くし整えた眉を覗かせるイメチェンが功を奏し、精悍な顔つきが『かっこいい』と評判です。大勢の人から注目される立場にあることを自覚され、容姿にも気を配られるようになられたようです。この流れの中で園遊会に参加され、フレッシュに招待客をもてなされれば、多くの招待者に、悠仁さまの人となりを知ってもらうよい機会だったといえるでしょう」(皇室ジャーナリスト)

 それを痛感されているのは、ほかならぬ紀子さまだ。紀子さまはこれまで、将来の天皇として悠仁さまを立派に育てることに心を砕かれてきた。現在の天皇陛下の次世代の男性皇族が悠仁さましかいない現状に、紀子さまが感じられる責任とプレッシャーは相当なものだったはずだ。

紀子さまの心は晴れない(2025年6月、東京・港区。撮影/JMPA)
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「戦争関連施設の視察に同行されたり、私的な旅行で沖縄を訪問されたりと、紀子さまは徹底されていました。かつてはそういった前のめりすぎる姿勢に疑問の声があがったこともありましたが、成年式での悠仁さまの堂々としたお姿は、紀子さまの努力の結実と言っていいものです」(前出・皇室ジャーナリスト)

 振り返ると、いまから45年前の1980年、成年式を3か月ほど前に終えられたばかりの陛下は、初めての園遊会に参加されていた。

「当時の陛下は大学生ながら堂々たるお振る舞いで、さすが将来の天皇と周囲は感嘆したものです。当時の陛下の皇位継承順位は2位で、いまの悠仁さまとお立場は同じです。だからこそ出席を期待する声が周囲にあったのは事実で、紀子さまはこの陛下のご出席を“前例”に、悠仁さまの園遊会デビューを全面的にプロデュースされるものと思われていました」(別の皇室記者)

 しかし、蓋を開けると悠仁さまはご欠席を選ばれた。

「悠仁さまがいい形で注目され始めているいまを逃すことは、秋篠宮家にとって望ましいことではありません。皇室全体にとっても悠仁さまの出席はかなり有意義なことです。紀子さまとしては“なんとか出席してほしい”というお気持ちだったでしょうし、懊悩されたことでしょう。

 それでも紀子さまが悠仁さまを“説得できない”という結果になったのは、小室眞子さんの結婚を巡る経緯以降の、秋篠宮家に長らく横たわるコミュニケーション不全を感じざるをえません」(前出・皇室ジャーナリスト)

“社交の場”での愛息の活躍に、母が目を細める──そんな光景が見られるまでは、まだ時間がかかるのかもしれない。

女性セブン2025116日号 

世界陸上を観戦され、弾けるような笑顔を見せられた(2025年9月、東京・新宿区。撮影/JMPA)
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燕尾服姿で、集まった報道陣に挨拶に出向かれた(2025年9月、東京・港区。撮影/JMPA)
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秋篠宮ご一家(2025年9月、写真/時事通信)
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秋篠宮邸の前で、悠仁さまを送り出される秋篠宮ご一家(写真/共同通信社)
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筑波大学まで電車で通学されることもあるという(2025年4月、茨城県つくば市。写真/時事通信フォト)
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リラックスした表情をしていた悠仁さま(2025年4月、関係者提供)
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休日に大学を訪れ、同級生と交流されることもあるという(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
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悠仁さま
卒業式の前に取材に応じられる悠仁さま。宮内庁によると卒業式では「秋篠宮悠仁」と呼ばれると、返事をして起立されたという(写真/雑誌協会代表取材)
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