ライフ

草野仁さん(81才)が語る大きな病気をしない秘訣「“明日は今日よりも絶対いい日になる”と心に念じて睡眠に全集中しています」 

大きな病気をしない秘訣を語る草野仁さん
写真2枚

 年齢を重ねてもなお、健康でい続けることが、自分らしく生きるために重要なこと。健康で長く生きるには、どのような心がけや生活習慣が必要なのか──。日本人女性の「平均寿命」は87.13才だが、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる「健康寿命」の平均は75.45才。だとすれば、健康寿命である「75才の壁」を超えることが、自分らしい生き方につながるともいえるだろう。

「同じ年に生まれた久米宏さん(享年81)やみのもんたさん(享年80)の訃報を聞くと、ああ自分も近づいてきているなと感じます」。そう、しんみりと語るのはキャスターの草野仁さん(81才)だ。

 両親や祖父母も長寿の家系で、同世代の男性と比べるとまだ元気な方だが、80代になって疲れることが増えたという。

 疲労回復のために意識するのが「心の安らぎ」だ。その起源はNHKの若手アナ時代まで遡る。福岡放送局にいた際、生放送の緊張から息苦しさなどの不調を訴えた。

 病院を受診すると、自律神経失調症と診断された。そのとき、「細かいことにクヨクヨしないで」と医師に助言されたという。

「そこでゆったり、のんびりすることを心がけたら回復しました。以降、自分が抱えている問題についてあまり深く考えすぎないようにしています。それが大きな病気をしない秘訣かもしれません。

 特に重要なのは、就寝時に余計なことを一切考えないことで、“明日は今日よりも絶対いい日になる”と心に念じて睡眠に全集中しています」(草野さん・以下同)

 規則正しい生活を心がけ、毎朝7時前に起床して玄関先まで朝刊を取りに行く。その後、主食の炭水化物は控えめに、野菜とたんぱく質中心の朝食をとる。

エアロバイクを毎日20分こいで、心肺機能を維持している
写真2枚

「食後に30分胃腸を休ませてからエアロバイクを20分ほどゆっくりこぎ、一息入れてから15kgのダンベルを使った筋トレを20分ほど行います。昔はもっとハードでしたが、80代から無理しないよう短時間の運動に切り替えました」

 ウエートトレーニング好きで“脱いだらムキムキ”で知られる草野さんが筋トレを始めたのは40代の頃。

「NHKを退局してフリーになり、運動不足で贅肉がついたので始めました。最初はジム通いでしたが、いつでもできるように自宅に機材を揃えた。加齢とともに心肺機能や筋肉が落ちるので、最低限のトレーニングは毎日必ずこなしています」

 積み重ねてきたトレーニングが75才の壁を超え、81才のいまへ導いたのだろう。今年からは新たな試みとして「60回咀嚼」を始めた。

「戦後、シベリア抑留を耐え抜いて帰国した父から、“人間が食べることでいちばん大切なのは咀嚼。50回は噛みなさい”と教えられたことを思い出して、50回というなら60回噛んでみようと1月1日から60回噛むことを始めました。

 まだひと月あまりですが体調がよく、便の形もいい。胃腸の負担を軽減するようなので、今後も続けるつもりです」

女性セブン202635日号 

関連キーワード