愛子さま、皇族として経験を積む場となる美術展 フェルメール、ボッティチェリ、ダ・ヴィンチ、藤城清治…美術への造詣の深さがご公務に直結 雅子さまから授けられた“教え”

8月17日午前、都内のホテルで開催された「半導体物理国際会議」に臨席された愛子さま。スピーチの冒頭でまず口にされたのは、7月の熊本地震、そして8月13日の千葉豪雨による犠牲者への哀悼の念だった。
天皇家の長女として、そして一社会人として、国民の痛みに寄り添われている愛子さま。8月20日からは1泊2日で、大阪・滋賀での地方ご公務に臨まれる。宮内庁関係者は、「今回の関西訪問は、愛子さまが陛下、そして雅子さまの足跡をたどられる旅になる」と話す。
一つひとつのご訪問先をひもといていくと、ご一家の“深い絆”が浮かび上がってくるという──。愛子さまが最初に訪問されるのは、大阪中之島美術館。ここでは『フェルメール《真珠の耳飾りの少女》展』を鑑賞し、開会式に臨席される。
《真珠の耳飾りの少女》はオランダの王立マウリッツハイス美術館所蔵の作品で、17世紀の画家・フェルメールの代表作。“オランダの至宝”とも称される名画だ。実はこの絵、陛下が2か月前にご覧になったばかりだった。
「6月の欧州歴訪の際、オランダ国王、首相とともに鑑賞されています。陛下は2012年にこの絵が来日した際、さらに2002年にオランダを訪問された際にも鑑賞されている。これまで折に触れてご覧になってきた、“お気に入り”の作品の1つです」(皇室記者)

長年世界を魅了してきた“少女”と愛子さまの初対面。前出の宮内庁関係者は「この対面は6月の段階で実現していた可能性もあった」と語り、こう続ける。
「両陛下の欧州歴訪に、愛子さまが“私的ご訪問”として同行されるプランが水面下で検討されていたのです。オランダは20年前、病に苦しまれる雅子さまに手を差し伸べ、その後も深い親交を結んできた国。ご一家がそろって訪問できるタイミングはそうそうありませんから、愛子さまはこの機に直接、感謝を伝えたいとの思いもあったはずです」
しかし6月は、皇室典範改正へ向け、政界が着々と動いていた時期でもあった。
「オランダの王位継承は長子優先で、愛子さまの幼なじみであるアマリア王女は次期国王です。いまだ制度の議論に決着が付いていない段階で愛子さまが同国を訪問すれば、『愛子天皇論』をいたずらに刺激することにもなったでしょう。最終的には“お留守番”せざるを得ない状況でした」(前出・宮内庁関係者)
愛子さまのオランダへの思いがにじむかのように、欧州歴訪には愛子さまの“存在感”が随所に表れていたという。
「両陛下が国王夫妻とともに観戦したサッカーW杯の日本対オランダ戦。キックオフは日本時間で平日朝5時でしたが、愛子さまもリアルタイムで観戦されていたそうです。その間も含め、両陛下は滞在中、愛子さまと頻繁に連絡を取り合っていたんだそう。
また王室のメンバーの前でもたびたび、愛子さまを話題に出されていたようです。現地で両陛下と鑑賞することは叶いませんでしたが、愛子さまは同国の象徴的な絵画を訪ねることで、雅子さまを支えた国への感謝を示されるのではないでしょうか」(皇室ジャーナリスト)