美容

寝ダメで疲れはとれる?エイジングを避ける5つの睡眠習慣

蓄積する疲れは老化のもと。睡眠不足や疲れがたまると生活感がにじみ出て、グッと老けた印象になってしまう。睡眠を上手に利用して疲れない習慣を身につけよう。

wakeup_fotoco
写真1枚

そこで、不調が老化として定着してしまう前に、見直すべき生活習慣について、専門家に聞いた。

Q 朝日を浴びると体にスイッチが入るって本当?
A 本当

「日本人女性の体内時計は1日24時間10分。放っておくと地球の24時間との誤差がどんどん広がってしまいます。この体内時計の調整に大きくかかわっているのが太陽。朝日を浴びることで脳にある体内時計がリセットされ、活性するんです」(予防医療コンサルタント・細川モモさん)

Q 眠れないとき、読書をするのとスマホチェックのどちらがいい?
A どちらかといえば、読書

「夜遅くまでパソコンやスマホなどのLEDディスプレーでブルーライトを浴びると、脳はまだ昼間だと認識し、メラトニン分泌が抑制され、寝つきが悪くなります。テレビをつけたまま、明るい部屋での睡眠も同じこと。眠りが浅く、ちょっとした物音で起きてしまうなど、睡眠の質が著しく低下します。

きちんとした眠りをとるためには、常夜灯も必ず消して、部屋を真っ暗にすること。そして、朝起きたら窓をあけて朝日を浴びて、すっきり目覚めましょう」(スリープクリニック銀座 アンチエイジング専門医・倉知美幸さん)

Q 忙しかった1週間の疲れは、週末に寝だめすれば大丈夫?
A 寝だめはできない

「睡眠は前項の体内時計と関係が深く、人は朝日を浴びて14~16時間後にメラトニンという、眠りを誘う物質が出て、夜寝つきやすくなります。休日だからと昼過ぎまで寝ていると、リズムが乱れて夜に眠れず、翌朝起きられないことも。

睡眠は成長ホルモンを促すなど、若返りのためにも重要。寝不足なら早めに就寝し、朝はいつもどおり起きて、その夜、早めに寝るほうが、長時間寝るより疲れがとれますよ」(倉知さん)

Q ストレスがたまったとき、甘いものを食べる? それともパートナーとハグをする?
A 今すぐ、ハグをするのがオススメ

「甘いものはその場しのぎにはなりますが、若返りには関係ありません。老化を促進させる原因にはストレスがあります。人は、スキンシップや恋人とのキス、ハグをすると、『オキシドシン』という幸せホルモンを脳から分泌します。

これが出ないとストレスホルモンが高くなり、イライラや血圧の上昇にもつながり、ストレスもどんどん蓄積されていきます。ストレスを解消し、若返るためにも、今すぐハグを。体に触れながら会話するだけでもOK。大好きな子供やペットに触れることでも分泌されます」(倉知さん)

Q お風呂に入るなら、帰宅後すぐと、寝る30分前のどっち?
A 寝る30分前のほうが、寝つきがスムーズ

「汗をかいた日は、帰宅後すぐにお風呂に入りたいと思いますが、睡眠という観点から見ると、就寝前がオススメです。人は、体温が急激に下がる時に眠くなります。そのため、入浴を就寝の30分前にしたほうが、寝つきやすいんです。帰宅後すぐはシャワーで汗をサッと流し、就寝前にゆっくり入浴するのもいいでしょう」(倉知さん)

※女性セブン2015年9月17日号

【関連する記事をチェック!】
健康に痩せるカギは睡眠。7時間眠る「3・3・7睡眠」推奨
運動中や就寝中も。きれいなバストを保つ補正下着9選
上質な眠りで脂肪燃焼を促進!「快眠グッズ」15選
疲れた体を労わる。癒し系の「マッサージ家電」8選
正しい寝姿で美をGET! 佐伯チズさんプロデュース「枕」の秘密