健康・医療

健康に痩せるカギは睡眠。7時間眠る「3・3・7睡眠」推奨

女性にとって余分な脂肪は憎々しい存在。でも、40代後半から50代の女性にとって、老化を防ぐ重要な役割を果たしてくれるものでもあるとか。

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脂肪細胞があると更年期障害や骨粗しょう症が重症化しにくいともいわれている。とはいえ、見た目は気になるし、適正体重より太っていたらダイエットは必要だ。それゆえ健康に痩せるコツもある。

良質の睡眠がダイエットを協力サポート

「太ってしまうのは、太る生活習慣を続けているからです。でも厳しい運動と食事制限を長く続けるのは難しい。若い頃は無理なダイエットに体が耐えられますが、40才以上になると、食事や睡眠といった日常の生活習慣を改善して、長く続けられる方法で痩せることをおすすめします」

実は、睡眠と体重は大きく関係している。眠っている間に分泌される“成長ホルモン”には、疲れた体をリセットするアンチエイジングの役割があり、同時に1日300kcalもの脂肪を分解してくれる。これはご飯約1.5杯分に相当する。

「しっかり眠れていないと成長ホルモンの分泌が7割減るので、約200kcalの脂肪が分解されず体に蓄積されることになります。つまり、痩せるためにはいい睡眠をとることが大事なのです」

痩せる秘訣は、「3・3・7睡眠」

そこで左藤さんが推奨するのが「眠り始めの3時間に深い睡眠をとる」「午前3時には必ず寝る」「7時間睡眠」という「3・3・7睡眠」だ。

成長ホルモンは眠りについた直後の3時間にまとめて分泌されるのでその間は眠る。また、成長ホルモンは夜10時から夜中3時までが最も分泌されやすいので、遅くても夜中の3時に眠る。さらに、睡眠時間が7時間より短い人は、太りやすいという論文があるので7時間は寝る。

「食事は炭水化物を減らして植物性のたんぱく質を意識して摂れば、しわやたるみの防止になります。年を取っても必要なたんぱく質の量はほぼ変わらないんですよ」

ただ痩せればいいってわけじゃない。今夏は見た目と年齢を考えつつ、美ボディを目指そう。

※女性セブン2016年8月4日号

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