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【名医が愛するコンビニ飯】「豆乳」や「納豆」など“大豆習慣”で揺らがぬ肌をキープ

そろそろ花粉が気になる季節。また、冬から春へと季節が変わるこの時期は、肌トラブルに悩まされやすい、いわゆる“揺らぎシーズン”。そこで、季節の変わり目に左右されることなく、美肌をキープするべく、美容皮膚科医に美肌のために食べているコンビニフードを教えてもらおう。

セブンイレブンの枝豆 沖縄の塩シママース使用と国産大豆絹とうふ 150g×3と北海道産大豆小粒納豆 3パックとスジャータの豆乳きなこと日上商事のShine & ShineキウイとグリコのLIBERA〈ビター〉
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普段は、出勤前などにコンビニを利用するという美容皮膚科医で渋谷スキンクリニック院長の吉田貴子さん。食品を購入するときは、美容と肌に悪くないものを選ぶようにしていて、具体的には、「高たんぱく・低脂肪」を重視しているという。

「コンビニでは、手軽に高たんぱく・低脂肪のものを購入することが多いです。疲れて甘いものが欲しいときも砂糖をたくさん使っていて高カロリーのものなどは避けます。また、炭水化物は控えているので、おにぎりやサンドイッチは買いません。飲み物に関しても砂糖のはいったものは選ばず、100%のフレッシュジュースを選びます。その中でも無添加で産地のわかるものがあればそちらを優先します」(吉田さん・以下同)

『北海道産大豆小粒納豆 3パック』(セブン-イレブン)

セブンイレブンの北海道産大豆小粒納豆 3パック
『北海道産大豆小粒納豆 3パック』(セブン-イレブン)108円(税抜)
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●アンチエイジングのために常備

ふっくらとした食感で甘みのある、北海道産大豆を使った小粒納豆。納豆のうま味を引き立てる、北海道産真昆布の昆布エキスを使ったたれとからし付き。3パックセットで、1パックあたりたれとからし含め94kcal。たんぱく質は8.1g、食物繊維は3.5g摂れる。

「納豆には、アンチエイジング効果が大いに期待されるポリアミンが豊富。新陳代謝を正常にしたり、促進したり、また体内の炎症を防ぐ働きもあり、不足すると、老化が加速すると言われています。このポリアミンが、大豆にはもともと多いのですが、納豆菌によって発酵することで一段と増えるので、納豆を食べる習慣はアンチエイジングにつながります」

『国産大豆絹とうふ 150g×3』(セブン-イレブン)

セブンイレブンの国産大豆絹とうふ 150g×3
『国産大豆絹とうふ 150g×3』(セブン-イレブン)100円(税抜)
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●塩をかけておやつ代わりに

水、国産大豆、にがりのみで作った絹豆腐。豆腐本来の甘さや、なめらかな舌触りが感じられる。1パック150gの使い切りサイズは、そのまま食べたり、みそ汁の具材にするなど、便利な容量。1パック98kcal。3パックで税抜100円とお手頃。

「特にブランドは決めていませんが、絹ごし豆腐に塩をかけておやつ代わりにすることもあります。高たんぱくで低カロリーなうえに、イソフラボンも豊富ですので当然、美容には最適です」

『豆乳きなこ』(スジャータ)

スジャータの豆乳きなこ
『豆乳きなこ』(スジャータ)121円(税抜・編集部調べ)
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●きな粉の若返りパワーにもあやかって

有機大豆と有機きな粉から作られた豆乳飲料。きな粉・黒糖・三温糖がはいっていて、まろやかな味になっている。1品330mlとたっぷりだが、キャップ付きで持ち運びにも便利。

「老化を加速させてしまう糖化を防ぐには、急激な血糖値の上昇や、高い血糖が続く状態を避けることが大事。それにぴったりなのが、食物繊維と大豆オリゴ糖を含むきな粉です。この飲み物は、豆乳との大豆コンビで、美容効果にも期待が高まります。キッコーマンの無調整豆乳もよく購入します。調整豆乳よりも無調整豆乳のほうが、大豆の味が濃く余計な成分がはいっていないので安心です。甘酒と混ぜて飲むのも美肌におすすめ」

『枝豆 沖縄の塩シママース使用』(セブン-イレブン)

セブンイレブンの枝豆 沖縄の塩シママース使用
『枝豆 沖縄の塩シママース使用』(セブン-イレブン)158円(税抜)
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●ビールのあてではなく、フルーツジュースのあてに

メキシコ産またはオーストラリア産の天日塩を沖縄の海水で溶かし、平釜でじっくりと煮つめた、沖縄の塩シママースを使用して味付けた枝豆。ふっくらとした食感で、豆の甘味と塩味が味わえるシンプル仕立て。125g入りの1パックあたり、100kcal。たんぱく質は8.4g摂れる。

「枝豆にはビタミンBが多く含まれています。枝豆自体にもビタミンCは含まれますが、ビタミンBはビタミンCと同時に摂ると相乗効果でさらに美肌に効果があるので、フルーツジュースとの組み合わせもいいですね」

『Shine & Shineキウイ』(日上商事)

日上商事のShine & Shineキウイ
『Shine & Shineキウイ』(日上商事)371円(税抜・編集部調べ)
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●キウイ3個分の贅沢ジュース

世界中から選び抜いた果実を贅沢に使用し、余計なものは入れずに果汁を閉じ込めた香港発のフルーツドリンク。キウイ3個分とりんごで構成された果汁が75%、残りの25%が水という割合。250ml入りで、102.5kcal。

「フルーツジュースを買うときは、砂糖・着色料・香料を使っていないものを選びます。ファミリーマートでよく買うのが、こちらのジュース。ボトルもおしゃれで、キウイ果汁100%ではないものの、無添加で安心。少しドロッとしていて飲み応えも充分です。いろいろな種類のフルーツがありますが、ビタミンC豊富なキウイや、抗酸化作用のあるアントシアニンが多く含まれるので、冷凍のブルーベリーもよく購入します」

『LIBERA〈ビター〉』(グリコ)

グリコのLIBERAビター
『LIBERA〈ビター〉』(グリコ)162円(税抜・編集部調べ)
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●たまの甘いものは“機能性”でギルティフリーに

チョコ本来のおいしさそのままに、脂肪や糖の吸収を抑える食物繊維の難消化性デキストリンを加えたチョコレート。カカオの香りと豊かな味わいが楽しめるビター味。1袋50g入りで、262kcal。食物繊維は9.1g摂れる。

「完全に甘いものを断ってストレスを感じるよりは、疲れたときなどは健康に気を配った甘いおやつを食べるほうが健康的。最近のチョコレートは、こういった健康機能が備わったものも豊富です。量もカロリーもほどよく、罪悪感も半減します」

渋谷スキンクリニック院長:吉田貴子さん

渋谷スキンクリニック院長の吉田貴子さん
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皮膚科・美容皮膚科医。2000年に東京都内で美容皮膚科院長を務め、2004年に渋谷スキンクリニックを開業。一般皮膚科・美容皮膚科だけでなく、美容婦人科や鍼灸治療、メディカルエステ、ネイルケアなど、さまざまな角度から美しさへのアプローチが可能なクリニックとして人気がある。近著に『毛穴スッキリ!美肌メソッド』(秀和システム)がある。

撮影/黒石あみ 取材・文/竹腰奈生

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