Netflixドラマ『愛の不時着』から、ヒロインを演じたソン・イェジン（ヒロインのユン・セリ役）と、彼女の恋のライバル、ソ・ジヘ（ソ・ダン役）のファッションを紹介してきたが、もうひとり忘れてはいけないのがヒョンビンだ。
韓国の財閥令嬢、ユン・セリをかくまったことをきっかけに、徐々に彼女に惹かれていく北朝鮮の軍人、リ・ジョンヒョクを演じたヒョンビン。2003年にドラマ『ボディーガード』でデビューした彼は、またたく間に世の女性たちの心を掴み、メインキャストを務めたドラマ『私の名前はキム・サムスン』は韓国での最終回視聴率が50％を超えるほどの人気作に。韓国では放送終了後にヒョンビン症候群という言葉まで生まれたほど。そんなヒョンビンのファッションとは…？
体格のよさを強調するコートのディテール
チャン・ドンゴンとW主演を務めた映画『王宮の夜鬼』のマスコミ試写会では、ダブルのロングコートを主役にしたコーデ。タートルネックのニットやスラックス、ブーツは黒で統一し、キレイにまとめた。コートのフロント部分で鈍く輝くシルバーのボタンがアクセント。エポレット（肩飾り）が付いているから、広い肩幅が強調されてよりがっしりした印象に。（2018年10月17日）
黒コーデのアクセントはポケット
韓国のゴールデングローブ賞とも言われる「第55回百想芸術大賞」に出席した際は、オールブラックでシックに。レギュラーカラーにレギュラータイ、ノータックスラックスとオーソドックスなアイテムでまとめているが、ジャケットの右ポケット上部には、最近では比較的珍しいチェンジポケットが。ワントーンコーデのさり気ないアクセントになっていた。（2019年5月1日）
夏の終わりに披露した涼しげブラック
時計ブランド「オメガ」の代表的なモデル「スピードマスター」が、アポロ11号 50周年記念限定モデルを発表。これを記念したフォトコールに出席したヒョンビンは、この日も黒の上下を選んだ。インナーに合わせたのはシャツではなくカットソー。スラックスも少しスリムなデザインのもので全体的に涼しげかつスッキリとした印象だ。サイドゴアブーツのマットな質感がスラックスになじんでいる。（2019年9月9日）
茶系と白がコーデをさわやかに見せる
『愛の不時着』の記者会見のコーディネートは、とってもさわやか！ キャメルカラーのジャケット、ホワイトデニム、ベロア素材のストレートチップシューズと、色もシルエットも軽快な装いだった。特に、デニムのアンクル丈がポイント。ダークブラウンの靴下がのぞき、一層カジュアルに見せていた。（2019年12月9日）
ダメージデニムできれいめカジュアル
『愛の不時着』のキャストとスタッフが集い、盛大に行われたエンディングパーティー（打ち上げ）では、キレイめカジュアル。インディゴブルーのデニムにタートルネックのニットをインして、キャメルカラーのロングコートを羽織った。デニムは、少し色落ちしていて、膝にダメージがはいっているのがポイント。モードな着こなしが多い彼だが、この日はコーデに遊び心が感じられた。（2020年2月16日）
ネイビーに黒をプラスし深みを出す
ソン・イェジンとともにTikTok人気賞を受賞した「第56回百想芸術大賞」授賞式は、グッとフォーマル。ボタンの両サイドに細かなプリーツがはいったシャツと、蝶ネクタイでドレスアップした。少しワイドなスラックスは、がっしりした体格のヒョンビンにハマっている。また、ネイビーのジャケット＆スラックスに黒で揃えたタイとシューズを溶け込ませることで、ネイビー1色では表現できない深みが出ている。（2020年6月5日）
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