大きな体、ブスッとした表情、ふてぶてしい態度…。そんな貫禄がたっぷりとにじみ出ている“ボス猫”だけを収録した写真集『ボス猫』(ジーウォーク)が4月に発売されました!
縄張りを守る“ボス”を岩合光昭さんが撮影
特定の地域でリーダー的存在となっている“ボス猫”。主に縄張り意識の強い野良猫の中にいるそうで、同じ縄張りの中で暮らす子猫に餌を分け与えたり、襲われそうになったら助けてあげたりととても頼もしい存在です。
縄張り内の秩序が保たれ安全に暮らしていけるのは、ボス猫のおかげ。そのため、ほかの猫とは違い大きな体で威圧的なオーラを放っていることが多いようです。「ふてぶてしい態度」に見えるのはそのためなのかもしれませんね。この写真集では、日本のみならず世界各地のボス猫を収録。コワモテで近寄りがたいボス猫や、凛々しく美しいボス猫などさまざまな姿を見ることができます。
撮影しているのは、岩合光昭さん。数々の猫写真集を出版しているほか、『岩合光昭の世界ネコ歩き』(NHK BSプレミアム)への出演、映画『ねことじいちゃん』『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あるがままに、水と大地のネコ家族』の監督などでも知られる有名な写真家です。猫と相思相愛の岩合さんだから撮れる、多彩な表情のボス猫に癒やされましょう! というわけで、本書に掲載された写真を一部紹介します。
カッコよくて惚れる!世界のボス猫たち
トルコのボス猫は、厳しい戦いを勝ち抜いてきたようなツワモノオーラがムンムン! 毛並みがボサッとしているのも納得です。モスクと青空を背景にした写真も美しいですね。
チューリップの花壇に寝転がり、日向ぼっこする茶トラのボス猫。テリトリーが危険にさらされないよう常にピリピリしているのかと思いきや…無防備になる瞬間もあるようですね。
国だけでなく様々な季節のボス猫も収められている本書。秋には、ふかふかの落ち葉の上で一休みするボス猫も。ただし目つきは臨戦態勢! 擬態して遠くにいる敵を欺こうとしているのかも?
スペイン・サグラダ・ファミリアの前で撮影されたボス猫は、世界有数の名所を牛耳るだけあって(?)とても美しい。比較的細身だけれど、顔つきは凛々しくカリスマ性を感じます。
可愛いだけが猫じゃない! 精悍でカッコいいボス猫にも注目してみては?
今回紹介したのは…『ボス猫』
DATA
写真集『ボス猫』
発売日:2021年4月26日
発売元:ジーウォーク