通販サイトやスーパー・コンビニで、いつのまにか無駄遣いをしてしまっている…そんな経験はないでしょうか? 家にいる時間が増えてネットショッピングでつい衝動買いした、という人もいるかもしれません。生活コスト削減コンサルタントの生方正(うぶかた・ただし)さんは、高校卒業後に海上自衛隊に入隊。節約で貯めた資金を元手に株式投資や不動産投資を行い40代で2億円の資産をつくったそうです。そんなお金のプロから、無駄遣いを減らす方法を教えてもらいました。
* * *
「支出を手帳に記入する」ことで無駄遣いを減らす
ついつい、ちょこちょこと買い物をして無駄遣いが増えていると感じている人は、自分が何にいくら支出しているのかを把握するために、毎日の支出を手帳に記録してみましょう。
なぜ書くだけでお金が貯まるのか
お金が貯まる人は、日々の生活の中で「何が無駄で何に時間とお金を使うべきか」を考えています。日々、時間とお金について考えているため、無駄なことに時間とお金を使わなくなるのです。
私は、社会人になったときから、何にいくら使ったかを手帳に記録しています。記入することを繰り返すだけでお金に対する意識が高まり、貯蓄体質に変わりました。毎日の記入が継続できると、毎月の支出が把握できるようになります。年単位の支出が把握できるようになると、貯蓄体質に変わっているはずですよ。
すべての支出を時間とともに手帳に記入
手帳の付け方はいたって簡単。とにかくすべての支出を時間とともに記入するだけです。例えば「17:30ガソリン2200円」「18:10ドン・キホーテ食品3625円」といった要領です。スーパーは(ス)、コンビニは(コ)など、よく行く場所は記入の手間を省くために略語にしてください。
実は、これ、はレコーディングダイエットと同じ効果があるんです。記録することで支出に敏感になりますし、お金を使うと手帳に書かなければならない、というプレッシャーを感じますよね。この心理的な効果によって、余計な支出が減っていくんです。
自分が何にいくら使っているのか振り返ることができるので、コストカットできる項目を洗い出すこともできます。無駄な行動や出費に気づいて、時間とお金を一層大切にするようになりますよ。
ズボラな人ほど、「お金を支払う=手帳に記載する」作業が面倒となり、無駄な物を買わなくなるようになる、なんてことも考えられます。