
9月にはいり、秋の気配も感じつつ、まだ日中は蒸し暑い季節。サンダルはそろそろ出番が減りますが、まだ涼しげな雰囲気もまといたいということで、皇后雅子さまが度々はかれるバイカラーパンプスのファッションに注目。クールで洗練された雰囲気をプラスしてくれる「白×ネイビー」のパンプスとコーディネートのポイントを探ります。
ストライプジャケットとの相乗効果でキリッとシャープな印象に
2003年8月7日から18日、那須御用邸で過ごされたご一家。雅子さまはネイビー×白のストライプ柄ジャケットに白パンツ、バイカラーのパンプスで、ツートーンコーディネートに。


ストライプ柄、ボーダー柄を夏に取り入れると、マリンコーデが成立。雅子さまのようにストライプ柄のジャケットに白のパンツ、白とネイビーのバイカラーのパンプスで、大人の上品なマリンコーデは、タウンもOKなきちんと感が漂います。ボトムはワイドパンツで、ジャケットもややオーバーサイズですが、ストライプ柄やバイカラーのパンプスの効果でキリッとシャープな印象にまとまります。
チェック柄が主役のコーディネートも大人っぽく洗練された表情に
2005年8月、ご静養のため那須御用邸を訪問されたご一家。この日はチェック柄のジャケットに白ワンピースというコーディネートの雅子さまでした。



雅子さまは、白のプレーンなワンピースに、ネイビーベースに白の格子ラインが施された少し長めの丈のジャケットというスタイル。ジャケットのボタンも靴も含め、ネイビーと白が好バランスに配されたさわやかなコーディネートでした。チェック柄というと子供っぽく見えてしまう場合もありますが、雅子さまのようにネイビーや白といったベーシックな色を選び、バイカラーのパンプスを合わせることで落ち着いた大人のムードが漂います。
愛子さまはサックスブルーのワンピースをチョイス。パフスリーブや丸襟、フリルの靴下などかわいらしい要素満点でした。
→皇后雅子さまの洗練された夏のホワイトコーデと愛子さまのワンピースファッションはコチラ
キリッとしたパンプスでフレアワンピースのフェミニン感をほどよくクールダウン
2007年7月、モンゴルへの公務に出発される天皇陛下(当時は皇太子)のお見送りをする雅子さまは、ネイビーのフレアワンピースにお気に入りのバイカラーパンプスをお召しになっていました。


ボーダーやストライプ柄は取り入れていませんが、こちらは配色でマリンテイスト。シンプルなネイビーのワンピースに、白ジャケットを羽織られているので、カジュアルな印象のマリンスタイルも、上品な雰囲気にまとまります。シンプルなワンピースにシンプルなジャケットなので、パールのネックレスやバイカラーのパンプスがおしゃれのポイントになります。
同じ配色のハットをプラスして、バイカラーのサンドイッチコーデ
2016年7月、リオデジャネイロ五輪の日本代表選手団の結団式にご出席の際の雅子さま。この日は、帽子も白×ネイビーのバイカラーで、頭とつま先がバイカラーでサンドイッチ。



白×ネイビーでまとめた清楚でシックな装いですが、ワンピースは歩くと裾が揺れる女性らしいシルエットで、優しい印象を与えています。帽子も白×ネイビーのバイカラーなので、バッグや靴も含めバイカラーが全体のおしゃれ度を底上げしています。
ここで注目、2003年当時に履かれていたパンプスはヒールが太めでしたが、このときはヒールが細めです。つまり、ずっと同じものではなく、新調されているということ。雅子さまがバイカラーのパンプスを常備していることがうかがえます。
コサージュなど小物もバイカラーでおしゃれ度満点
2016年8月、第1回山の日記念全国大会に出席されるため、ご一家で長野をご訪問。ショート丈のジャケットにワンピースのスタイルアップコーデが素敵でした。


雅子さまは、ショート丈の白ジャケットに、黒のIラインワンピース、胸元にもモノトーン配色のコサージュをつけられ、足元もバイカラーのパンプスでメリハリのあるコーディネートでした。タイトなワンピースに、ショート丈のジャケットを合わせるとIライン効果が高まります。また、重めのカラーのワンピースでも白をたっぷりと取り入れることでさわやかさをキープ。足元のバイカラーもさわやかさを醸し出すのに貢献しています。
靴とバッグで淡いトーンのコーディネートを引き締め
2017年8月、ご静養先の須崎御用邸をご訪問のご一家。雅子さまも愛子さまも白、水色、ネイビーを取り入れたさわやかなコーディネートでした。


白のパンツに、水色のトップス、ほんのり透け感のある白のジャケットを羽織られた雅子さま。胸元には透明感のあるネックレス、耳元には白の花モチーフのイヤリングを着けられ、とてもみずみずしい印象でした。一方で、ショルダーバッグも靴もネイビー×白のバイカラーを合わせられ、全体をキリッと引き締め。
淡いカラーのコーディネートはともすればぼやけて見えがちですが、雅子さまのようにバイカラーの小物をプラスすることで、ほどよく輪郭がはっきりとし、ぼやっと感を解消できます。
白ベースにネイビーの斜めラインが洗練された印象を後押し
2018年8月、天皇皇后両陛下そろって兵庫県を訪問された際は白のワンピースに7分丈ジャケットで、“3首”を見せた涼しげなコーディネートをご披露。



雅子さまは、タイトな白のワンピースに、白と黒が織り混ざったサマーツイード素材のジャケットをお召しになっていました。胸元がしっかりと開いたデザインのジャケットなので、女性らしく、また明るい表情に見えます。
そして、このときのパンプスは今までのバイカラーパンプスと違って、ネイビーが斜めにはいっています。ヒールも細くネイビーカラー。斜めのラインはよりシャープな印象を与え、大人っぽさも増します。手元のクラッチバッグも斜めにネイビーカラーがはいっていて、コーディネートにエッジを効かせています。
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