「ながら」でできることにする
「習慣化ではよく、すでにある習慣と紐付けすると新しい習慣が身につきやすいといわれます」と中村さん。
これは「食事をしたら歯を磨く」というように、「もし●●をしたら、そのとき▲▲をする」という条件付けのことで、コロンビア大学のハイディ・グラント教授が「イフ(if)ゼン(then)プランニング」と名付けた手法です。例えば、「入浴したらストレッチをする」というように活用できます。
さらに中村さんがすすめるのは「音楽を聴きながらジョギングをする」というように、「ながら」でできることです。
「夫婦でおしゃべりをしながら散歩する時間が楽しいとか、友達と話しながらプールでウォーキングするのが好きとか、上手に『運動と楽しみ』をセットにすると長続きしやすくなります」
◆教えてくれた人:整形外科医、美容皮膚科医・中村光伸さん
光伸メディカルクリニック院長。医学博士。日本整形外学会認定医。日本体育協会公認スポーツドクター。日本抗加齢学会認定医。整形外科から美容外科、美容皮膚科、リハビリテーション科まで幅広く診療し、若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家として、テレビや雑誌など多数のメディアに出演。整形外科医の知見から、若返りホルモン「オステオカルシン」の研究を進め、骨の強化と全身の機能回復を両立する「ひざたたき」を考案。著書に『ひざたたき 世界一かんたんな健康法』(アスコム)など。https://www.kmcl.jp/