膝が隠れる長めの丈のスカート、やや立ち上がった襟のセットアップ姿が定番に
誕生日に際し公開された写真で雅子さまがお召しになったセットアップは、膝がすっぽり隠れる長めの丈のワンピースに、下襟のないやや襟が立ち上がったデザインのジャケットというスタイル。最近の雅子さまがよくお召しになる組み合わせです。
足元も白のパンプス、アクセサリーはパールでそろえられ、雅子さまらしいオールホワイトコーデでした。
また、愛子さまについては、「まだあどけないところも残る愛子ではありますが、いろいろな時に私たちを助けてくれるようにもなってきたと感じます」と記されました。
今年は海外でのご公務に臨まれるなど精力的に活動された雅子さま。還暦を迎えられてのご活躍に期待が集まりそうです。
これまでの誕生日写真で公開された雅子さまの装い、そしてその時綴られた思いについても振り返ります。
2022年、59歳に|喜びとともにときには悲しみも経て
「これまでの人生を思い返してみますと、29歳半までの前半にも、また、皇室に入りましてからの後半にも、本当に様々なことがあり、たくさんの喜びの時とともに、ときには悲しみの時も経ながら歩んできたことを感じます」と綴られた雅子さま。また、この年行われたサッカーW杯での日本代表の活躍にも触れられました。
誕生日に合わせて公開されたお写真で雅子さまは、オールホワイトのセットアップ姿。アクセサリーもパールを選ばれ、ネックレスは2連になっていて、華やかでした。
2021年、58歳|「感慨深い」愛子さま成年皇族に
愛子さまについて国民の祝福に感謝した上で「もう成年かと思うと、信じられないような気持ち」と記し、「経験を積み重ねながら一歩一歩成長し、成年皇族としての務めを無事に果たす」ことを願われました。また愛子さまが成年行事を終えたことへの安堵(あんど)の思いとともに、「さまざまな思い出が思い起こされて感慨深く思う」と母親としての心境をつづりました。昨年に続き、新型コロナウイルスに見舞われた1年を「大変心の痛む年」とし、苦難に直面する人たちに心を寄せられました。
お誕生日に合わせて発表されたお写真では、ゴールドのワンピースとジャケットのアンサンブルという装い。首元には2連のパールネックレスをお召しになっていました。足元もゴールドのパンプスというワントーンコーデは、愛子さまが二十歳を迎えられたことを祝福されているような、豪華な雰囲気です。
2020年、57歳|コロナ禍でリモートワークでの公務を積極的に
この年は、新型コロナウイルスの感染拡大が続く困難な状況を思い、発表された文書で「国民のお一人お一人が、幸せであっていただきたいかけがえのない存在であるということを身にしみて感じます」とつづられました。例年、誕生日当日は祝賀行事が催されますが、この年は、コロナ禍のため取りやめに。
「特に命の大切さ、尊さについて改めて深く思いを寄せる年」になったとこの1年を振り返られ、日夜、力を尽くしている医療従事者に敬意と感謝の意を表したうえで、誰もが「お互いへの思いやりを忘れずに、困難に見舞われている人々に手を差し伸べつつ、力を合わせてこの試練を乗り越えていく」ことを願うと記されました。
雅子さまの誕生日に合わせて公開された写真では、雅子さまはトレンドのくすみピンクのブラウスに黒のストライプ柄のパンツという装い。ブラウスのボウタイとパンツのストライプ柄が縦ラインを強調しています。光沢のあるブラウスは顔映えよく、上品でエレガント。甘めのブラウスに辛口のストライプパンツで甘辛バランスもお見事です。陛下もネクタイが雅子さまのブラウスと同じくすみカラー、スラックスも同じストライプ柄でリンク。
2019年、56歳|皇后となりドレスをたくさんお召しに
皇后となられた雅子さまは、5月の即位を祝う一般参賀や、11月の即位パレード「祝賀御列(おんれつ)の儀」などの際、多くの国民から「思いがけないほど本当に温かいお祝いを頂きました」と振り返り、「嬉しく、またありがたく思いながら過ごしてまいりました」と明かされました。
「各地で出会ったたくさんの笑顔がかけがえのない思い出として心に残り、これからの歩みを進めていく上で、大きな支え」だと述べられ、一方で、心が痛むこととして、この年、台風をはじめとする災害で多くの犠牲が出たことを挙げ、被災者に「安心できる生活が1日も早く戻ることを心から願っております」と案じられました。
皇后になられて初めての誕生日に公開された写真では、オレンジ色のセットアップをお召しに。胸元には稲穂モチーフのブローチをつけ、皇后としてのオーラを感じさせる装いでした。
発表された文書では「陛下をお傍でお助けできますように健康の一層の快復に努めながら、皇后としての務めを果たし、陛下とご一緒に、国民の幸せに力を尽くしていくことができますよう努力してまいりたいと思っております」と感謝と決意を述べられました。