【1】象印マホービン『スチーム式加湿器EE-DD35・50』
一見、湯沸かしポットのように見える、スチーム式加湿器。フィルターがなく、取り扱いやお手入れも手軽なことが特長です。
定期的なお手入れは、本体のクエン酸洗浄を1~2か月に1回行うだけ
「ポットのようにシンプルな構造のスチーム式加湿器。沸騰させたきれいな蒸気を約65℃まで冷まして部屋を加湿します。間口が広いため使用前の給水と使用後の排水も手軽です。本体容器は汚れがつきにくいフッ素加工。定期的なお手入れは、1~2か月に1回、溶かしたクエン酸を入れ、『クエン酸洗浄モード』で洗浄するだけと、非常に簡単です。運転モードは『ひかえめ』『標準』『しっかり』の3段階から選べ、温度に適した快適な湿度にコントロールします。熱湯を扱うため、『チャイルドロック』『フタ開閉ロック』『転倒湯もれ防止構造』と安全性にも配慮しています」
【2】ダイニチ『RXT TYPE【2023年モデル】』
加湿能力が高いハイブリッド式で、お手入れのしやすさも好評なのが、こちら。
フィルターとトレイカバーを丸ごと取り換えて清潔さを手軽にキープ
「気化式と温風気化式を組み合わせたハイブリッドタイプ。設定湿度に達するまでは温風を当てて気化スピードを速め、設定湿度に近づいたら通常の風を当てることで、加湿効率を高めつつ、ムダな電力を使いません。
ぬめり対策として、空気取り込み口、トレイ、気化フィルターには抗菌加工、タンクキャップには銀イオンの抗菌成分が溶出する『Ag⁺抗菌アタッチメントEX』が施されています」
特筆すべきは、使い捨てのトレイカバーとフィルターを取り付けられること。
「まず水が溜まるトレイ部分には購入時にトレイカバーが標準搭載されており、トレイのお手入れは1シーズンに1回、別売の使い捨て仕様のカンタン取替えトレイカバー(3枚入り1650円)に交換するだけで済みます。また気化フィルターは『カンタン取替えフィルター』(別売・2640円)を装着しておけば、通常月1回必要なお手入れが不要になり、3か月に1回、交換するだけと手軽です」
こうした加湿器を使えば、お手入れのために貴重な時間と労力を使うこともなく、毎日清潔な空気で快適に過ごせます。お手入れがしんどい人は、ぜひご検討を。
◆教えてくれたのは:家電ライター・田中真紀子さん
白物家電や美容家電を中心に家電に詳しいライター。雑誌やウェブなど多数のメディアで、新製品などをレビューしている。https://makiko-beautifullife.com
取材・文/桜田容子
●「サッと羽織る」「ネックレス感覚で着ける」で肩コリ改善!? 家電ライターが注目する“肩コリ改善家電”の実力とは