健康・医療

「食事がおいしく感じない…」のは味覚障害のせい?原因や予防・改善に役立つ食材を紹介

味覚障害の予防に役立つ漢方薬

味覚障害と関係している、口腔内の炎症や乾燥などの改善には漢方薬も有効です。「水分の循環を改善して唾液分泌を増やす」「体内の余分な熱を冷まし、炎症を鎮める」といった作用のある漢方薬を選び、口腔内の環境変化の改善をはかります。

小皿にのった生薬
味覚障害の予防に役立つ漢方薬を2つ紹介
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おすすめの漢方薬

・黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

過剰にたまった体内の熱を取り去る漢方薬です。口内炎や口腔内の乾燥、イライラのある人に用いられます。

→黄連解毒湯について詳しく知る

・五苓散(ごれいさん)

水分の循環を改善することで、口腔内の渇きを改善する漢方薬です。むくみや頭痛を訴える人に用いられます。

→五苓散について詳しく知る

漢方薬を始める際の注意点

漢方薬は食事の工夫などでは不調が改善しなかった人でも、効果を感じる場合が多くあります。

ただし、漢方薬はその人の体質に合っていないと、よい効果が見込めないだけでなく、副作用が起こることもあります。自分に合う漢方薬を見つけるために、服用の際は漢方に詳しい医師や薬剤師に相談するのが安心です。

◆教えてくれた人:薬剤師・山形ゆかりさん

白衣の女性
薬剤師の山形ゆかりさん
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やまがた・ゆかり。薬剤師、薬膳アドバイザー、フードコーディネーター。病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ。牛角・吉野家ほか薬膳レストラン等15社以上のメニュー開発にも携わる。「健康は食から」をモットーに健康・美容情報を発信する「Medical Health -メディヘル-youtubeチャンネル」(@medicalhealth–7900)で簡単薬膳レシピ動画を公開するなど精力的に活動している。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」(https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/)でも薬剤師としてサポートを行う。

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