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【上野動物園】双子パンダが4月からは別々の生活に!展示方法の変更や近況は?

大きな体のジャイアントパンダ
父パンダのリーリー(Ph/(公財)東京動物園協会)
写真4枚

野生パンダ保護の一環としてジャイアントパンダ繁殖を行っている上野動物園。双子パンダのシャオシャオ(オス)とレイレイ(メス)、その親にあたるリーリーとシンシンら、4頭のジャイアントパンダたちが生活しています。春を迎え、生活に変化が訪れたシャオシャオとレイレイを中心に近況を紹介します。

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双子パンダが別々の展示室に移動!

群れをつくらず単独で生活をする野生のジャイアントパンダは、1歳半から2歳にさしかかる時期に親離れをします。2歳目前の2023年3月に母パンダ・シンシンから離れて暮らすことになったシャオシャオとレイレイですが、2024年4月15日からは2頭別々での飼育になりました。

展示はシャオシャオ、レイレイ、リーリーのエリアが分かれ、別の入り口からのそれぞれを観覧する形になります。また、観覧列への整列の締め切り時刻は通常、シャオシャオ、レイレイは15時30分、リーリーは16時となり、当日の混雑状況によって、通常よりも前に締め切る場合があるとのことです。シャオシャオとレイレイの飼育場所(展示場所)は定期的に交換されるそうなので、注意して来園しましょう。

別々で飼育することになった理由

飼育を分けることになったのは、相変わらず仲はいいものの体が大きくなるにつれてじゃれ合いの激しさが増したことが理由。同居を続けるとけがをする恐れがあったため、3歳になる前に飼育場を分けることにしたのだそうです。

現在は、屋外放飼場Bにシャオシャオ、Dにレイレイが入る形で展示が行われています。また、これにともない、リーリーの展示場所が室内展示1号室から3号室に変更になりました。

シャオシャオ
4月から1頭での暮らしが始まった、双子パンダのオスのシャオシャオ(Ph/(公財)東京動物園協会)
写真4枚

シャオシャオの近況

シャオシャオは、4月15日からシンシンのいた屋外放飼場Bとリーリーのいた室内展示1号室で過ごすことになりました。

移動したときには、部屋内のにおいを嗅ぎまわるなど落ち着かない様子を見せていましたが、最近は警戒してにおいを嗅ぎまわる行動は見られなくなったそうです。また、レイレイがいないことも気にしていないようです。

レイレイの近況

4月15日から1頭で暮らし始めたレイレイですが、こちらもシャオシャオがいないことを気にする様子はないそうです。

3月15日の測定で76.3kgだった体重は、約1か月後の4月14日にはついに80kg台の80.1kgを記録しました。一方、シャオシャオは同日の計測で76.2kgと、相変わらずレイレイのほうが大きく成長しているようですね!

レイレイ
ついに80kgを超えたレイレイ(Ph/(公財)東京動物園協会)
写真4枚

良好に過ごしているシンシン

双子パンダの移動にともなって4月16日から原則非公開になっているリーリーは、9月から引き続き、高血圧の改善のための取り組みが行われています。しかし、採食、行動に異常はなく、良好に過ごしているといいます。

笹を食べるジャイアントパンダ
母パンダのシンシン(Ph/(公財)東京動物園協会)
写真4枚

体調が少し心配なリーリー

一方のリーリーも高血圧の改善を目指していますが、吐き戻しがあったことから4月22日に超音波(エコー)、CTスキャン、内視鏡等の検査を実施したそうです。特段異常は見られず、採食、行動も良好とのことですが、血液等の精密検査を踏まえた結果が後日公表されることになっています。

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