料理・レシピ

《絶品つけ麺も》オールシーズン活躍する「スープジャー」料理研究家が教える「超使いこなし術」

スープパスタも余熱で完成。(写真/玉井幹郎)
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最強寒波が居座りまだまだ寒い日が続くいまの季節に、温かいスープは最高のごちそう。そんな中、ランチにアツアツのスープが食べられる「スープジャー」の人気が高まっている。スープジャーとは、容器が真空断熱構造になっている保温性の高い容器。持ち運びしやすいサイズ(主流は300~500㎖)なので、朝作ったスープを温かいままランチで楽しむ「スープジャー弁当」の容器として人気だ。

上手に使うポイント

【1】スープを入れる前にジャーに熱湯を注ぎ、5分程置く。容器を温めておくことで、保温効果がグンと高まる。

【2】肉や魚、卵などはしっかり火を通す。生煮えでジャーに入れると保温中に菌が繁殖して食中毒の原因になる。

【3】かつおぶしや昆布、干ししいたけなどは具としてもだしとしても使える。乾物類はそのまま加えれば保温中に戻り、旨みがじっくり溶け出す。

さらに保温性や口が広く具材が入れやすい形を活かせば、もっと活用の幅が広がる。

保温中に余熱で料理が完成する

腸活にうれしいオートミールは、加えるだけでトロッと食感に。(写真/玉井幹郎)
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「保温性の高さを利用して、余熱調理ができるのもスープジャーの利点」と話すのは料理研究家で管理栄養士の満留邦子さん。

「熱湯で容器を温めておく際、ショートパスタも一緒に入れます。湯を切り、熱いスープを加えれば、お昼どきにはスープパスタが完成しています。また、スープにオートミールを加えるのもおすすめ。余熱でトロッとして食べ応えもアップ。オートミールは腹持ちがよく、食物繊維は白米の約20倍。ダイエットや腸活にもってこいの食材です」(満留さん)。寒い季節にうれしいお粥や雑炊、リゾットも食材を入れるだけで作れる。

汁を入れれば麺ランチに

熱冷のつけ麺弁当も楽しめる。(写真/PIXTA)
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スープジャーにつけ汁を入れ、容器に入れた麺(うどん、そば、中華麺など)と一緒に持っていけば「つけ麺弁当」に。つけ汁は冷、温どちらでもOK。麺に軽く油をまぶしておくと、麺同士がくっつくのを防げる。

麺と具材を大きめの容器に入れて持っていき、ジャーに入れたつゆやスープをかければ、あったかかけうどんや具だくさんラーメンなども楽しめる。

炒飯やカレーもできたての味わい

ご飯類を入れるときは特にしっかり予熱を。(写真/PIXTA)
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ジャーにはご飯類も入れられる。汁物より温度が下がりやすいので、容器をしっかり予熱してアツアツを入れるのがポイント。

カレールーを持っていく場合もしっかり加熱を。6時間以内に食べ切ることで、おいしく、食中毒の心配なく食べられる。

サラダやフルーツは冷たいまま。デザートの持ち運びにも

名前の通り「スープ」を入れるイメージが強いスープジャーだが、保温効果を活かして冷たい物を持ち運ぶのにも便利。サラダやフルーツなどを入れれば、シャキシャキ、ひんやりが食べられるので夏のお弁当にも活躍。やはり容器をあらかじめ冷やしておくのがポイント。ジャーの中に氷を入れておく、ふたを開けて冷蔵庫にいれておくなどの予冷で保冷効果が高まる。

また、ジャーを容器にしてゼリーやプリンなどを作り、ふたをして持っていくという方法も。外出先で冷たいおやつが食べられるのは、うれしい!

スープはもちろん、アイディア次第で使い道がどんどん広がるスープジャー。オールシーズン使えるので、ひとつあるとランチタイムがグンと豊かになること間違いなし!

取材・文/丸山月世美

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