
主流は球体の玉レタスですが、レタスには、ほかにもたくさんの種類があるんです。それぞれの個性とおいしさの違いを知れば、さらにレタスを好きになること間違いナシ。生だけでなく、炒めて蒸して……いろんな食べ方を楽しんで! フードコーディネーター・管理栄養士の植田有香子さんが教えてくれた主流のレタス2種を食べ尽くすレシピを紹介。
玉レタスのレシピ
玉レタスのシャキシャキを楽しむレシピを7つ紹介する。
「レタスのバターじょうゆ焼き」のレシピ
大量消費に最適な一皿。
《作り方》(2人分)
【1】玉レタス1/2個(200g)は芯をつけたまま4等分のくし形切りにする。水気はしっかり拭く。
【2】フライパンにバター10gを熱し、【1】を入れて1分ほど強火で焼く。裏返してバター5gを加え、40秒ほど焼き、しょうゆ・みりん各小さじ1を回しかけて火を止める。
【3】器に盛り、粗びき黒こしょう適量をふる。
「肉巻きレタスの串焼き」のレシピ

レタスと豚肉の絶妙コンビ!
《作り方》(2人分)
【1】豚ロース薄切り肉12枚は、3枚重ねて並べて塩小さじ1/3をふり、小麦粉少量を薄くまぶす。
【2】玉レタス1/2個(200g)の1/4量をばらして数枚重ねて丸め【1】の手前に置き、しっかり巻く。同様にあと3本作る。上下に2本並べ、串で3~4か所ほど刺す。

【3】魚焼きグリルで4分焼き、返して2~3分焼く。串を刺していない部分に包丁を入れて輪切りにし、器に盛る。好みで七味唐辛子適量をふるか、からし適量をつける。
「カリカリじゃことレタスのサラダ」のレシピ

小魚と刻みのりでカルシウム倍増。
《作り方》(2人分)
【1】玉レタス1/3個(130g)はせん切りにする。
【2】フライパンにごま油大さじ1を熱し、ちりめんじゃこ大さじ3(12g)を弱火でカリカリになるまで炒める。火を止め、おろしにんにく小さじ1/4を加えて軽くなじませたら、熱いうちに【1】にかける。
【3】全体を和えて塩ひとつまみ、刻みのり適量を加えてさらに和える。
「シャキシャキとん平焼き」のレシピ

キャベツ代わりのレタスで新食感。
《作り方》(2人分)
【1】玉レタス1/3個(130g)と豚バラ薄切り肉100gは2cm幅に切る。レタスは片栗粉大さじ1/2をまぶしておく。
【2】フライパンに豚バラ肉を入れ、塩少量をふって中火にかける。脂が出て焼き色がつくまで焼く。レタスを加えて火が入るまで強火で炒め、塩小さじ1/6、こしょう少量で調味して一度取り出す。
【3】フライパンをさっと拭いて油少量を中火で熱し、卵2個を溶いて流し入れて平らに広げる。卵が半熟状になったら【2】を卵の半分にのせて折りたたむ。
【4】器に盛り、とんかつソース・マヨネーズ各大さじ1、青のり・かつおぶし各適量をかけ、紅しょうが各適量を飾る。
「半割レタスとツナのレンジ蒸し」のレシピ

レンチンでスグ旨の超スピード調理。
《作り方》(2人分)
【1】青じそ4枚はせん切りにする。
【2】玉レタス1/2個(200g)は芯を外し、耐熱皿にのせる。油を軽めに切ったツナ缶小1缶(50g)分を上にのせてラップをかけ、電子レンジ(600W)で3分ほど加熱する。
【3】汁気を切って器に盛り、ポン酢しょうゆ大さじ1をかけ、【1】をのせる。
「レタスのエスニック煮」のレシピ
ぷりぷりイカとの相性はバツグン。
《作り方》(2人分)
【1】玉レタス1/2個(200g)は大きめにちぎる。やりいか中2杯(200g)は1cm幅に切る。
【2】鍋に水1/2カップ、酒・ナムプラー各大さじ1/2、オイスターソース・砂糖各小さじ1、輪切り唐辛子1/2本分、しょうがのせん切り10gを入れて中火にかける。煮立ったらやりいかとレタスを加えて蓋をし、1分ほど煮たら混ぜ合わせる。
【3】器に盛り、くし形に切った国産レモン1切れを添える。
「タンドリーチキン風そぼろのレタス包み」のレシピ
カップ状の形を器に見立てて。
《作り方》(2人分)
【1】玉レタス1/2個(200g)はばらして冷水に5分つけて水気をしっかり切る。玉ねぎ1/4個は粗みじん切り、パプリカ1/2個は5mm角に切る。
【2】フライパンにオリーブオイル大さじ1/2を熱し、鶏ひき肉250gを色が変わるまで中火で炒める。玉ねぎ、パプリカを順に加えて炒める。火が通ったらカレー粉小さじ2強(5g)を加えて軽く炒め、プレーンヨーグルト大さじ4、ケチャップ大さじ2、おろしにんにく・おろししょうが各小さじ1/2、塩小さじ1/3を加えて混ぜ合わせ、数分加熱する。
【3】【1】のレタスの上に【2】をのせて包んでいただく。
サニーレタスのレシピ
栄養豊富なサニーレタスの苦みを楽しむレシピ4つを紹介する。
「サニーレタスのチーズ焼き」のレシピ

香ばしいレタスを主役級に。
《作り方》(2人分)
【1】サニーレタス4枚(120g)は芯を切り落とし、葉と芯を分ける。ハム2枚は半分に切る。
【2】サニーレタスの葉の端に、芯とハムを置いて軸にして巻く。同様にあと3本作る。
【3】耐熱皿に並べ、全体にケチャップ大さじ11/2をかけ、溶けるチーズ30g、ちぎったバター3g分を散らす。トースター(1000W)で5分ほどチーズが溶けるまで焼く。
「サニーレタスの餃子」のレシピ
ほんのり苦みのある大人の味わいに。
《作り方》(2人分)
【1】サニーレタス3枚(100g)の芯は1cm角に切り、葉は小さめのざく切りにして塩小さじ1/6をまぶし、しんなりさせておく。
【2】ボウルに豚ひき肉80g、オイスターソース小さじ1、おろしにんにく・おろししょうが各小さじ1/2、酒・片栗粉各大さじ1/2、こしょう少量を入れて練り混ぜ、【1】を加えて混ぜて餡を作る。餃子の皮12~13枚に、餡を適量ずつ包む。

【3】フライパンに油適量を中火で熱し、【2】を並べて焼き色がついたら餃子の高さの1/3まで湯を注いで蓋をし、強めの中火で蒸し焼きにする。水分がなくなったらごま油適量を回しかけ、焼き目がついたら器に盛る。好みで酢とラー油各適量をつけていただく。
「桜えびとのオイル蒸し」のレシピ
桜えびのだしが旨みを底上げ。

《作り方》(2人分)
【1】サニーレタス1/2個(140g)は大きめにちぎる。にんにく1/2片は薄切りにする。
【2】フライパンにサニーレタスの芯、葉の順に入れて塩ひとつまみ、にんにく、桜えび5gを散らして、オリーブオイル大さじ1を回しかける。
【3】蓋をして中火にかけ、2~3分加熱する。さっと混ぜ合わせ、粗びき黒こしょう少々をふる。
「白和え」のレシピ
和風の味わいにもgood!

《作り方》(2人分)
【1】サニーレタス2枚(60g)は縦半分に切り、1.5cm幅に切る。
【2】ボウルに絹ごし豆腐150gを入れて細かくつぶし、みそ小さじ2、砂糖小さじ1、しょうゆ小さじ1/4、白すりごま大さじ2を加えて混ぜる。
【3】に【1】を加えてさっくり和える。
◆教えてくれたのは:フードコーディネーター・管理栄養士 植田有香子さん

料理研究家のアシスタントを経て独立。YouTube「東京ソロごはん。」では、入手しやすい食材を使った簡単レシピを配信している。
撮影/玉井幹郎 取材・文/川越光笑
※女性セブン2025年4月17日号