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《5月末には「直島新美術館」も開館》3年に1度のアートトリエンナーレ「瀬戸内国際芸術祭」が開幕直前!見どころを旅行ジャーナリストが紹介

春限定の「瀬戸大橋エリア」をのぞき見。アート以外の近隣の施設もぜひ見学を

春シーズン限定開催となる「瀬戸大橋エリア」。瀬居島(せいじま)や沙弥島(しゃみじま)など、島といいながら埋め立てられて現在は陸続きになっており、瀬戸大橋を渡っていると、四国に差し掛かった瞬間に左右の眼下に見える場所。ただ眺めたことはあっても、訪れたことがある人は少ないのでは?

瀬居島では、廃校となった旧瀬居幼稚園、旧瀬居小学校、旧瀬居中学校を舞台に、16名のアーティストが作品を公開する瀬居島プロジェクト「SAY YES」を展開。ドラマの主題歌に由来するプロジェクト名は、「工業地帯と島の景色とが隣りあい、融けあい、奇妙なキメラのような風景」と「海越しの瀬戸大橋や工場群を照らす夕陽」を見たときに「余計なものなどない」と思ったという、ディレクション担当のアーティスト中崎透氏によるもの。以下いずれも2025年3月24日現在の制作風景ですが、まだまだ全貌は見えず。最終的にどんなふうに仕上がっているのか楽しみです。

瀬居島プロジェクト「SAY YES」≪Say-yo, chains, what do you bind or release?≫(中﨑透氏)~製作中:2025年3月24日現在
瀬居島プロジェクト「SAY YES」≪Say-yo, chains, what do you bind or release?≫(中﨑透氏)~製作中:2025年3月24日現在
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瀬居島プロジェクト「SAY YES」≪いるもの≫(早川祐太氏)~製作中:2025年3月24日現在
瀬居島プロジェクト「SAY YES」≪いるもの≫(早川祐太氏)~製作中:2025年3月24日現在
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瀬居島プロジェクト「SAY YES」≪いるもの≫(早川祐太氏)~製作中:2025年3月24日現在
瀬居島プロジェクト「SAY YES」≪いるもの≫(早川祐太氏)~製作中:2025年3月24日現在
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沙弥島は、瀬戸大橋を間近に臨む絶景が楽しめ、東山魁夷せとうち美術館や瀬戸大橋記念館などもあり、観光を兼ねて訪れるのもおすすめです。春会期中はJR坂出駅と会場を直通で結ぶ「芸術祭シャトルバス」も運行しアクセスも便利です。

≪八人九脚≫(藤本修三氏)~沙弥島にある作品からは、瀬戸大橋を間近に望む
≪八人九脚≫(藤本修三氏)~沙弥島にある作品からは、瀬戸大橋を間近に望む
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いかがでしたか? 最新情報はホームページや公式アプリで随時公開されるとのこと。アプリはオンラインチケットの購入に必要で、鑑賞当日の船の運航、施設の混雑状況などの配信もあります。早めにダウンロードがおすすめです。

■瀬戸内国際芸術祭2025公式HP https://setouchi-artfest.jp/

◆教えてくれたのは:旅行ジャーナリスト・村田和子さん

村田和子さん
旅行ジャーナリスト・村田和子さん
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旅行ジャーナリスト。「旅を通じて人・地域・社会が元気になる」をモットーに、旅の魅力を媒体で発信。宿のアドバイザー・講演なども行う。子どもと47都道府県を踏破した経験から「旅育メソッド(R)」を提唱、著書に「旅育BOOK~家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ(日本実業出版社・2018)」。現在は50歳を迎え、子どもも大学生となり、人生100年時代を楽しむ旅を研究中。資格に総合旅行業務取扱管理者、1級販売士、クルーズアドバイザーなど。2016年より7年間、NHKラジオ『Nらじ』月一レギュラーを務めた。トラベルナレッジ代表(https://www.travel-k.com/)。旅ブログも行っている(http://www.murata-kazuko.com/)

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