
実は日本屈指の進学校出身
それでも全く懲りない田中は、翌2021年には、東京都内で「コロナまん延防止等重点措置」が敷かれていた7月に、大人数を呼んだ自らの誕生会で、コロナに感染。同年11月には、Hey! Say! JUMPの山田涼介ら男性5人と女性約40人で、深夜3時過ぎまでカラオケパーティーに興じた。泥酔して参加者男性の一人とディープキスした様子も報じられるなど、酒席での振る舞いや酔いかたが何度も世間の不評を買ってきた。
あるテレビ局関係者は「デビュー当初は、日本屈指の進学校、渋谷幕張高校出身の高学歴俳優と思われていたのですが、本人もトーク番組で明かしているように、勉強ができたのは中学受験で同校に合格するまで。中高時代にドロップアウトして、むしろ、業界内では柔和な外見とはギャップのあるオラオラキャラで、長らく有名でした」と語る。
10代、20代の長い下積み、脇役時代を経て、ようやくブレークできたのは、33才だった2018年。テレビ朝日系のナイトドラマ『おっさんずラブ』の主演からだ。同じ所属芸能事務所の同世代、小栗旬(42才)や綾野剛(43才)が、早々に売れっ子になる中、長らく辛酸をなめてきた苦労人なだけに、当時は事務所スタッフも、その実力を知る業界関係者らからも、その成功を広く喜ばれていた。
「若いときから人気者で数々の浮名を流していた小栗さんらを横目に、27才でいち早く1つ年上の女優と結婚していた田中さんは、各所に引っ張りだこになってから、遊びが派手になっていきました。ある席では、酔った際の冗談でしょうが『こんなに売れるんだったら、もっと年取ってから結婚したら良かったぁ~』って言っていたこともありました。
共演した女優さんと仲良くなることも少なくないため、一時は“共演者キラー”を疑われたことも。ただ、性格は素直だし、野性味あるところを支持する人が多かったのも事実です。結婚後もモテたことで、調子に乗ってしまった部分があったのかもしれませんね」(テレビ局関係者)
スキャンダル不死鳥の異名
これまでは、人気と実力を見込まれて泥酔騒動後も仕事のオファーもやまなかった田中だが、今回ばかりは2人の娘を持つパパとしても“スルー”は困難か。
「奥さんが激怒しているという話もあります。まずは家族内での問題解決からでしょうね。ただ、“憑依型”と言われる演技力は同年代の中でも群を抜いていて、俳優としての評価はすこぶる高い。これまで、スキャンダルを乗り越えヒット作への出演を続けてきた彼は業界で“スキャンダル不死鳥”の異名を取ります。“彼は不死鳥だから”と、今回の報道もうまく切り抜けてくれることを祈っている関係者は多いですよ」(前出・テレビ局関係者)。
騒動への誠意ある対応と同時に不惑の40才には程遠い私生活も改める必要があるか。


