慢性的症状から突然の痛みまで《つらい症状別巻き方8選》
肩こりなどの慢性的な症状だけでなく、頭痛などの突然の痛み、冷え症などの全身症状にも効果的な輪ゴム健康法。輪ゴムを巻いた部分を押圧し、各10秒ほどもむとさらに効果がアップする。
【頭痛】頭に対応する部位とツボを刺激(2本使用)
頭部に対応する中指の先を刺激して痛みを緩和。親指には、頭や肩など上半身の自律神経の乱れを抑えるツボがある。

【1】中指の爪の中間部に4回(ややきつめに)巻きつける。
【2】親指の爪の中間部に4回(ややきつめに)巻きつける。指輪をクルクル回すイメージで、輪ゴムをもう片方の指でしごく。反対の手も同様に行うか、痛みが強い方の手の指のみでもよい。
【肩こり】首から肩にかけての血流を改善(3本使用)
肩甲骨に対応する中指の第二関節に交差部分を作り、肩関節に対応する中指の両付け根とともに刺激する。

【1】人差し指の付け根に3回巻きつける。
【2】薬指の付け根に3回巻きつける。
【3】中指の第二関節の少し下に輪ゴムをかけ、手の甲側、手のひら側、手の甲側の順でねじり、第一関節と第二関節の間で巻く。反対の手も同様に。
【不眠症】リラックス効果を高める(2本使用)
交感神経を抑えて寝つきをよくする。強く巻くと刺激が強いので、ゆるめに巻いて就寝前に外すこと。

【1】中指の爪の生え際と、第一関節の間に輪ゴムを3回巻きつける。
【2】薬指の第二関節に輪ゴムをかけ、第一・第二関節に交差部分がくるようにして巻きつける。手の甲側の交差部分を押圧する。反対の手も同様に。
【もの忘れ】脳と自律神経を整える(3本使用)
頭部に対応する中指の先を集中的に刺激して、脳と自律神経を整え、疲労からくるもの忘れを改善。

【1】中指の爪の中間に輪ゴムを3回巻きつける。
【2】爪の生え際と第一関節の間、【3】第一関節にもそれぞれ輪ゴムを3回巻きつける。すべての輪ゴムを指輪をクルクル回すイメージで、もう片方の手の指でしごく。反対の手も同様に。両手を同時に巻いてもよい。
【冷え症】全身に血流を行きわたらせる(6本使用)
手のひらと同時に、5本の指先すべてを刺激し、全身の血流を促して体を温める。

【1】親指と人差し指の股、小指の付け根に輪ゴムをかけて、手のひら側で2回ねじって甲側に回し、上下の輪ゴムの位置が親指の幅になるよう、下の輪ゴムの位置を上げる。
【2】5本のすべての爪の生え際に輪ゴムを3回巻きつける。反対の手も同様に。
【高血圧】根気よく巻き、血流を改善(3本使用)

3本の指を刺激して血流改善につなげる方法。基本1の「爪もみ巻き」にも、高血圧の改善効果がある。
【1】薬指の第二関節に3回巻きつける。
【2】小指の第二関節に3回巻きつける。
【3】中指の第二関節に輪ゴムをかけ、手のひら側、手の甲側、手のひら側の順に交差させて巻きつける。反対の手も同様に。
【更年期障害】内臓を刺激し、ホルモンの乱れを調整(3本使用)
手のひらの下部への刺激で内臓全体を、薬指と小指の第一関節への刺激でホルモンバランスを整える。

【1】親指と人差し指の股、小指の付け根に輪ゴムをかけ、手のひら側で2回ねじって交差させ、甲側に回す。
【2】薬指と小指の第一関節に、それぞれ輪ゴムを3回ほど巻きつける。【1】の交差部分を押圧し、【2】は指輪をクルクル回すイメージで、輪ゴムをもう片方の手でしごく。反対の手も同様に。
【便秘・下痢】腸にアプローチして腸内環境改善(各3本、2本使用)
便秘も下痢も、腸内環境の悪化が原因。便秘は手のひら、下痢は指を刺激すること。

《便秘の場合》
【1】親指と人差し指の股、小指の付け根に輪ゴムをかけて2回ずつ巻きつける。
【2】親指の付け根と小指側に2回巻きつける。
【3】【1】【2】と平行になるように手首の少し上に輪ゴムを2回巻きつける。反対の手も同様に。
《下痢の場合》
【1】薬指の第二関節に輪ゴムを3回巻きつける。
【2】小指の付け根に輪ゴムを3回巻きつける。反対の手も同様に。