
警視庁の分析・追跡捜査の専門部隊「SSBC」を舞台に、相葉雅紀(42才)や大森南朋(53才)らの奮闘を描く7月クールのドラマ『大追跡〜警視庁SSBC強行犯係〜』(テレビ朝日系)。テレ朝内では一大プロジェクトの位置づけで、すでに来年以降のシリーズ化が計画されているという。その陰で、ひっそりと別の「刑事モノ」が終わりを迎えようとしていた。
「『大追跡』が放送されているテレ朝の水曜21時枠は、2023年と2024年の夏クールに『科捜研の女』を放送していました。昨年、放送25周年を迎えた長寿ドラマですが、この夏は放送されず、現状、今後も放送予定は入っていません。はっきりと終了が発表されたわけではありませんが、このまま事実上の“打ち切り”を迎えるとみられています」(テレビ局関係者)
沢口靖子(60才)演じる榊マリコが、科学捜査を武器に事件の真相に迫る姿が人気を博し、『科捜研の女』は沢口の代表作になった。
「沢口さんにとってこのドラマは特別で、長らく京都で撮影が行われるため、京都に拠点となる部屋を用意していたほどでした。番組宣伝にも積極的で、マリコ役でテレ朝のほかのドラマに幾度も特別出演するなど、サービス精神も旺盛でした。
一方で、近年は長寿ドラマゆえのマンネリ感もありました。若返りを図りたいテレビ局と“まだやれる”という沢口さんの間で考えにズレがあったともいわれています。結局、そのギャップが埋められず、 “自然消滅”のような形になっているんです」(前出・テレビ局関係者)

“サイレント打ち切り”が囁かれる一方で、すでに沢口は次を見据えていた。
「10月クールのフジテレビの『月9』枠での主演が決まっているそうなんです。こちらも犯罪に立ち向かう警察組織を描いた作品で、『科捜研の女』とイメージが重なる内容。驚きの“移籍”です」(別のテレビ局関係者)
内容はというと、2010年以降4シーズンにわたって放送された人気ドラマ『絶対零度』の続編なのだという。
「シーズン1と2は上戸彩さん(39才)が、3と4は沢村一樹さん(58才)が主演を務めたシリーズで、そのバトンを沢口さんがつなぐことになったそうです。若返りを理由に『科捜研の女』が一区切りを迎えた沢口さんにとっては、“年齢は関係ない”と、新たな刑事モノへの“再就職”にやる気満々ですよ」(前出・別のテレビ局関係者)
沢口の新たな“捜査”が始まる。
※女性セブン2025年8月21・28日号