料理・レシピ

《名店の料理人たちがこっそり教える》市販のルーで! 鶏肉で作る“ひと味違う”カレーレシピ3つ&翌日アレンジ

「レストラン ナチュール エ サンス」河窪雅秀シェフのチキンカレーレシピ

ジューシーで香ばしい鶏肉が主役。さらりとしつつ深い味わい。

修業時代に教わったレシピを進化させたというこのカレーは、穏やかな中にもピリッと力強さを秘めた、河窪シェフの人柄を感じさせる味。サラッとスープ仕立てで食べやすいのも、この季節にはうれしいポイント。

「レストラン ナチュール エ サンス」河窪雅秀シェフ
「レストラン ナチュール エ サンス」河窪雅秀シェフ
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「少ない材料で、なるべく手間をかけずに作れるようにしています。その分、できればタンドリースパイスを使っていただきたい。肉をじっくり漬け込んだような本格的な味が簡単に作れますよ」(河窪シェフ・以下同)

S&B「ゴールデンカレー」
河窪雅秀シェフが愛用する、S&B「ゴールデンカレー」
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「S&B「ゴールデンカレー」は、35種類のスパイスとハーブの香りがフレッシュに感じられる逸品で、昔から一切浮気なしに愛用中」

「タンドリーチキンカレー」
「タンドリーチキンカレー」
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「タンドリーチキンカレー」レシピ

《材料》(4人分)

鶏もも肉…2枚 玉ねぎ…1個 にんじん…1本 にんにく・しょうがのみじん切り…各1かけ分 カレールー(甘口)…2かけ タンドリースパイス(なければガラムマサラ)…小さじ1

【A】チキンスープ(顆粒)…大さじ2 唐辛子…2本 ローリエ…2枚 水…4カップ

塩・こしょう…各少量 サラダ油…大さじ1 ご飯…適量

《作り方》

【1】鶏もも肉は筋を切り、塩・こしょうを振ってフライパンで皮目のみをこんがりと焼き、食べやすい大きさに切る。玉ねぎとにんじんは、フードプロセッサーなどでそれぞれ粗いみじん切りにする。

フードプロセッサーに素材を入れている
玉ねぎとにんじんは、それぞれ食感が残るようやや粗めにみじん切り。フードプロセッサーならラクちん
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【2】鍋にサラダ油を中火で熱し、にんにくとしょうがを炒める。香りが立ったら【1】の玉ねぎとにんじんを加え、塩・こしょうを振り、しんなりするまで炒め合わせる。火を止め、30分~1時間そのまま置いて味をなじませる。

【3】【A】を加えて中火にかけ、鶏肉を加えてあくを取りながら30分ほど煮る。

鶏肉を焼いている
鶏肉は皮目にしっかり焼き色をつける。もう片面は、煮て火を通すので焼かなくてもOK
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【4】火を止め、カレールーとタンドリースパイスを加えて混ぜ溶かす。再び中火にかけ、4~5分煮る。

【5】器にご飯を盛り、【4】をかける。

《Point》

タンドリースパイスを加えるだけで、ぐっと本格的な味に。なければ、ガラムマサラでも代用できる。

タンドリースパイス
タンドリースパイスがポイント
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【翌日アレンジ】「食パンでカレーパン風」レシピ

カリッと揚げ焼きして、イメージ一変。お弁当やおやつ、おつまみにもピッタリ。食パン1枚から作れるのもうれしい。

「食パンでカレーパン風」
「食パンでカレーパン風」
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《材料と作り方》(1人分)

【1】「翌日カレー」大さじ2は、中の鶏肉を割く、またはみじん切りにする。ゆるければ小麦粉少量を加えて温め、とろみをつける。

【2】食パン(8枚切り)1枚は、耳を切り落とし、めん棒で厚み5mm程度になるよう軽く伸ばす。真ん中に【1】をのせて三角に折りたたみ、端を指でつまんで接着する。

【3】溶き卵適量にくぐらせ、パン粉・粉チーズ各適量をまぶし、多めのサラダ油を弱火で熱したフライパンで両面きつね色になるまで焼く。

◆レストラン ナチュール エ サンス

「レストラン ナチュール エ サンス」の内観
「レストラン ナチュール エ サンス」の内観
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開店23年目を迎えた鎌倉のフレンチの老舗。地元野菜をふんだんに使った体が喜ぶ料理と、繊細で美しい盛り付けに食通からの信頼も厚い。

住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下3-6-39

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