“皇族最後”の思い出のドレスを
成年式当日の朝、秋篠宮ご一家は“長女不在”のまま、儀式のため皇居へ出発される悠仁さまを秋篠宮邸の前でお見送りされた。佳子さまの“眞子さまへの追憶”が垣間見えたのはそのときのこと。
「佳子さまが、眞子さんのお下がりのワンピースをお召しになっていたのです。出席が叶わなかった眞子さんの思いとともに、弟を晴れ舞台へと送り出されようという思いだったのでしょう」(前出・皇室ジャーナリスト)

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佳子さまが着用されていたのは、淡いオレンジがグラデーションになった、爽やかな色合いのワンピース。これは、眞子さんが皇族としての最後の海外訪問となった、2019年7月のペルー・ボリビアご訪問の際に着用していたものだった。
「佳子さまと眞子さんの姉妹の仲の良さは、よく知られています。皇室という、ある意味閉ざされた特殊な環境のなかで、年の近い姉妹として、2人で助け合いながら育ってこられた。お互いに“佳子”“眞子”と呼び合い、年始の『歌会始』の歌も、相談しながら一緒に考えていたそうです。

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佳子さまは現在もアメリカで暮らす眞子さんと頻繁にメッセージのやりとりをされているようです。時に”ご一家の距離”が指摘される秋篠宮家にあって、眞子さんとの“唯一のパイプ”となられています。
眞子さんとしても、最終的に帰国は叶いませんでしたが、幼い頃からかわいがってきた弟の晴れ舞台をお祝いしたい気持ちがあるのは間違いありません。佳子さまはそうした眞子さんの胸の内を汲んで、眞子さんの思い出のワンピースを着用されたのでしょう」(前出・宮内庁関係者)
アメリカでひっそりと子育てを行う眞子さんと、皇室を支える大きな柱として、日本でご公務に励む佳子さま。離ればなれになった“唯一無二”の姉妹の絆が垣間見えた瞬間だった。