
健康やアンチエイジングのためにと運動やダイエットをがんばっても、なかなか続かない―─。そんなあなたがまずやるべきは「お風呂に入る」こと。汚れを落として温まるだけじゃなく、「正しい入り方」がわかれば血行がよくなり、血圧も安定し、肌も潤うなど、一石何鳥もの効果が望めるのだ。また、「毎日お風呂に入る人は、そうでない人より幸福度が高い※」というデータも。週に一度のスペシャルケアとして「温冷交代浴」で血管を鍛える方法を紹介する。
週に一度のスペシャルケア!「温冷交代浴」で血管を鍛える
日常の入浴に、さらなる健康効果を目指した入浴法「サーマルクライム(熱の登山)」を考案したのは、お風呂とサウナに造詣が深い松永武さんだ。
「体に温冷の刺激を与える『温冷交代浴』をすると血管が拡張収縮し、丈夫でしなやかな血管を作る効果が期待できます。しかし、極端な温度差や短時間の温冷浴は、健康によくない。
『深部体温をしっかり上げ、適度な温度で冷やす』を繰り返す『サーマルクライム』は、誰でも安全に『血管のトレーニング』ができ、自律神経も整う。低地から徐々に体を慣らして高い山にアタックするように、体を熱に順応させながら温冷浴を楽しむ、というコンセプトです」(松永さん・以下同)

内容は、「40℃10分」の基本入浴+5分の休憩を4〜5セット、約1時間かけて行うものだ。加齢や冷えの状態、季節や環境などで深部体温がなかなか上がりづらい人も、時間をかければ少しずつ上がっていくという。
「休憩の5分で水分補給や体を洗い、ぬるめのシャワーで流します。4セット目くらいから深部体温が上がってくるので、冷たいシャワーでも冷たさを感じず、むしろ心地よく感じます。そこまでいくには時間がかかりますが、絶対に無理は禁物。つらくないことが大前提です」
最初は1〜2セットから、無理のない範囲で。忙しい日常から少し離れ、いつものお風呂を””自分だけのサロン”に変える贅沢な時間を楽しもう。
◆お風呂のソムリエ・松永武さん

お風呂、温泉、サウナの専門家。「食事のようにお風呂を楽しく」をテーマにバスグッズ専門店「お風呂のソムリエSHOP!バスリエ」やサウナ施設をプロデュース。また、独自の健康入浴法「サーマルクライム入浴法」を提唱。
取材・文/佐藤有栄
※女性セブン2026年3月19日号