
終わりの瞬間が刻一刻と近づく嵐。メンバーの5人は“嵐の後”をどう見据えているのか。国民的スターの今後は──。【全3回の第3回】
嵐は、歌って踊れることこそが評価の基準だったアイドルの定義を塗り替え、それぞれが独自の才能を開花させ、新たなグループ像を確立した。
「これまでにのべ300万人以上のファンクラブ会員を獲得し、ツアーでは毎回数十万人規模の観客を動員してきました。ここまで人気を維持し続けたグループはほかになく、旧ジャニーズ事務所における活動期間では少年隊、KinKi Kids、TOKIOに次ぐ息の長さです。
2017年に大野智さんがグループ脱退の意向を申し出た後も、5人が同じステージに立ち続けることができたのは、互いへの絶対的な信頼があったからにほかならない。何より彼らは、四半世紀近く自分たちを支え、共に歩んでくれたファンへの揺らぐことのない感謝の思いを抱き続けてきたのです」(前出・芸能関係者)
活動終了後のセカンドキャリアについても、徐々に方向性が定まってきている。
「二宮和也さんはいままで以上に役者業に邁進するそうで、来年にはMrs.GREEN APPLEの大森元貴さんと共演する大型ドラマが控えているという情報もあります。異色の組み合わせで、関係者の間ではヒット間違いなしとみられています。
自分自身がいちばんの嵐ファンであると公言する相葉雅紀さんは、活動終了を誰よりも寂しがっていますが、さっそく主演ドラマ『大追跡〜警視庁SSBC強行犯係』(テレビ朝日系)のシリーズ化が内定するなどスケジュールはびっしり。

海外移住を検討するメンバーもいる中、今後も国内に軸足を置くとみられるのが櫻井翔さん。彼は主戦場をテレビに定めていて、俳優業とキャスター業を並行して行うために、最近、トップアスリートを指導する港区の本格的なジムに通いはじめたそうです。仕事に育児に多忙な彼を、櫻井さんの家族も総出でサポートしているそうですよ」(メンバーの知人)
松本潤は今後も舞台や映画に出演しつつ、後進の指導にも力を入れていく。活動終了とともに事務所を退所する大野も、完全に表舞台から消えるつもりはないようだ。
「ホテルを経営する沖縄・宮古島と東京を行き来しつつ、各地にアートギャラリーを出店したり、個展を開く構想があるそうです。引退ではなく、今後も自分のペースで何らかの活動は続けていくつもりだとか」(大野の知人)
いみじくも、二宮が語っていたように、嵐の活動は終了しても、5人の絆は変わらない。冒頭のライブの最後、スクリーンに映し出されたのはメンバーそれぞれの名前と「We are ARASHI」の文字。横に添えられた「with you」のメッセージを会場にいたファンは深く噛み締めていたという。活動休止直前の2020年。『NHK紅白歌合戦』に出場した松本はファンに向けてこう語りかけた。
「ぼくたちの嵐は、一旦やみます。嵐が去った後に、虹のかかった美しい空が、どうか皆さんの前に広がりますよう。明けない夜はないと信じて」
5人が駆け抜けた奇跡のような日々は、美しい余韻とともに未来永劫、語り継がれていくことだろう。
※女性セブン2026年6月11日号