当サイトがおくる好評連載『還暦・オバ記者の悪あがき美容道中』。還暦で、バツイチ独身。オバ記者ことライターの野原広子が、美容・ダイエットに奮闘し、女を磨く日々を綴ります。これまで幾度となくダイエットに挑戦し、そのたびに挫折。婚活は、連敗記録を更新中。「痩せてイイ男と結婚したい!」――そう切実に願うオバ記者に春は訪れるのか?
今回はオバ記者が始めた“月曜断食”のその後について。
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《1ヶ月間で5~7㎏減》単行本の表紙に堂々とこう書くのが、『月曜断食』(関口賢著・文芸春秋刊)。この本と出合ったのが、朝から何も食べずに迎えた月曜の午後1時半。朝、目が覚めた瞬間から何を食べようか考えている私には、午後まで何も食べていなかったなんて、あり得ないことよ。
これは“運命的な出合い”と思うしかない、というわけで、その日から断食をスタート。お腹がすいてどうにもならなくなると、水を浴びるほど飲んで頑張り通したの。食べずに1日1.5~2リットルの水を飲めばデブのスパイラルから抜け出せる、というんだもの。
2日目、空腹で迎えた翌朝7時半に食べたのが、ヨーグルトとりんご半分。そして断食明けのランチは“おかずのみ”。要は糖質制限ダイエットのメニューよ。そして夕食は野菜料理だけ。これを火曜から金曜までやれって。で、ランチに何を食べようかと冷蔵庫を開けたら、断食なんかさらさらする気がなかった時に買った牛すじがデンと居座っている。いくらなんでも断食明けにはきついかなとはちらと思ったけど、空腹で頭がおかしくなっていた? 自動的にちゃちゃと手が動いて牛すじの煮込みができ上がり、ブロッコリーと玉ねぎのポタージュと、キャベツと豚ばら肉のミルフィーユも。これをちょっとずつ食べたわけ。