「一体、いつになったら届くのかしら?」――そんなつぶやきがとまらなくなったオバ記者、61歳。
ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)を着用後、「おすすめのサイズ」ということで注文したZOZOのオリジナル商品がなかなか到着しなかったからだ。連載120回となる今回は、ZOZOSUITを着用してサイズを測ってから“その後”のお話です。
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まさか、こんなに心の奥までえぐられるとは!って、ZOZOSUITの話よ。
“最先端のスーツを着て360度、スマホで全身写真を撮れば、1万5000か所のサイズを測れます。それをもとに自分の体にぴったりの、きれいなシルエットの服を着ましょう”
ZOZOが無料(送料200円)で、ZOZOSUIT配布したそのココロを、すぐに飲み込んだ私。ひとりで写真を撮るのは無理で、“初老のウルトラマン女”のような体を編集Oくんにさらすハメになったのは、まあ、いいわよ。
16か所の体の数字には納得せざるを得ない
スマホ、私の場合はタブレットで撮った画像はアプリに保存され、シルエットと16か所の数字で出てくる。で、「61.9cm」という数字はウエストであるわけはなく、“太もも周り(右)”。ウエストだってヒップだって、ため息ものの数字だけど、これだって大デブだった半年前を考えると、「だよね~」と納得せざるを得ない。(サイズ計測の詳細レポはコチラ!)
腰からお尻のライン、丸い背中も絶望的
私の心からどうしても消えないのは、これまで正視したことがない後ろ姿なのよ。
特にダメなのが、餅つきのキネのようにズシンと重く張り付いた腰からお尻のライン。丸い背中も絶望的だ。私はこんな後ろ姿をさらして、町を歩いていたのか。居酒屋で若い男をからかったり、説教をたれたりしていたのか。
で、ここで“反省”をしたりすれば、私ももう少しマトモな人間になったと思うんだけど、自分に絶望すると、むやみに腹が立ってくるのはどういうこと?
体のラインをキレイに見せてくれる?アイテムを注文
「だいたいさ。こんな姿、誰が見せてほしいって言ったのよ。シルエットは正面だけでいいじゃない? ったくZOZOも余計なことをしてくれるよね」と、言い出したら止まらない。
それでもZOZOのオリジナル商品である、白いセーター(900円)と、スリムデニムパンツ(3800円)をその場で注文したのは、恥のかき損はイヤ、と思ったから。体中、1万5000か所も寸法を測ったんだもの。”ぼん、ぼん、ぼん”の体をいくらかでもきれいに見せてくれるアイテムなんじゃないかと、淡い期待をしたわけ。
そして「あ~あ、この体を自分の描く理想の体にするには、あと10kg落とさないとなぁ」とつぶやきながら、アプリを閉じたんだけどね。
やけ食い?栃木に食い倒れツアーに出発
この連載で何回も書いていることだけど、自分の意志の力でダイエットをしようとすればするほど、体が自分を裏切るんだよ。
で、ショックから立ち直れない私が何をしたかというと、“栃木うはうは、うまいもの食い倒れツアー”に参加。ドライバー兼主謀者のU氏(43才)から、「行きますよね?」と誘われると、反射的に「行きます」と答えていたの。
なにせ、このU氏。前回は、「茨城へおいしいものを食べに行きましょう」と、茨城県出身の私を誘い、行く先々で「えっ」「うそっ」と感嘆させてくれた人。その後、栃木県に目覚め、「あんまりおいしいものが揃っているので、移住してもいいと思っている」とまで言うんだもの。U氏推奨の絶品を食べないわけにいくかって。
で、鹿沼市の昭和っぽい調理パンが並ぶ『ナトリパン』を手始めに、パン屋さんばかり3軒。ランチは宇都宮市の家族経営の中華料理店『慶安楼』で、肉丼。店内は“簡素”を通り越しているけど、U氏が「通い倒して食べている」と言うだけあって、ひと口で別世界にもってかれたわ。
その足で、『中華トントン』へ移動して、野菜がみっしりつまった餃子をペロリと平らげ後、U氏から手渡されたのが、『キャベジン』一服。「先が長いからいま飲んでおいたほうがいいですよ」だって。
それから栃木市に移動して、『パティシエールソワール』へ。店内で、わが生涯No.1のショートケーキを食べた30分後には、『長栄軒』で滋味あふれた担々麺。“中華3部食”を食べ終えたたときは、しばらく気が遠くなったわよ。
そんなわけで、ダイエッターとしてはグレにグレたグルメ旅を終え、すっかり付き物が落ちた、ハズだったんだけどね。ZOZO、どうなっているの?
11月9日に注文してからどれだけ待ったか。この商品は、「お取り寄せ商品」だったらしく、「ZOZOオリジナル商品に限り、ご注文後に生産を行うため発送まで14日~28日いただきます」というメールは注文後にきてるんだけどさ、それにしてもよ。
『各地災害による発送制限と延期』という木で鼻をくくったような通知がアプリに届いたのは11月12日。で、ずっと音沙汰なくて11月28日にようやく「商品発送のお知らせ」が届いて、黒い段ボールに入った商品が到着したのは11月30日。通販で頼んだ商品が届くまで21日もかかるって今どき聞いたことないって。「ZOZOさん、商売、やる気あるの?」って言いたくもなるって。ああ、待ちくたびれたから、またお腹が空いてきたわ。
オバ記者(野原広子)
1957年生まれ、茨城県出身。『女性セブン』での体当たり取材が人気のライター。同誌で、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。
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