7か月に及ぶ“月曜断食”で、10kg以上の減量を達成しているオバ記者。万年ダイエッターからようやく脱却!? その成果を確かめるべく、全身のサイズを計れるというZOZOSUIT(ゾゾスーツ)を注文。
着用して計測してみると、驚くべき結果が表示されて…。連載118回目は、ZOZOSUITの注文から着用までガチレポートをお届けします。
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派遣会社に登録して3日間の仕分け作業。ここ数か月、ガチンと固まって動かなかった体重が、スルッと2kg減。15年前、イタリアンブランドの服をかっこよく着こなしたくて、ジムで汗を流していたころの体重に戻ったと思ったら、うれしくてねぇ。汗だく労働の疲れも吹っ飛んだわよ。
そのタイミングで、編集部から「ZOZOSUITで体中のサイズを計量しませんか?」というオファー。正直それがどんなものか、よくわからないまま、「いいわよ~」とふたつ返事した私。
春から始めた“月曜断食”で、体に埋もれていた鎖骨がうっすら出てきたし、寝ると腰骨も出る。辛口の友達は会うなり、「やだ、ほんとに痩せたんだね。体の厚みが前とぜんぜん違う。全体的に小さくなった感じ」と興奮気味に言ってくれる。はけなかったジーンズもするりと上がるし、それなりの結果をお知らせできると、まあ、私なりの目算はあったわけですよ。
1万5000か所のサイズを瞬時に撮影!
剛力彩芽(26)との交際や、月旅行で話題のZOZO前澤友作社長(42)が、ツイッターで『採寸ボディースーツ「ZOZOSUIT」を無料配布します。ZOZOTOWNにて予約開始。一瞬であなたの体型を採寸できます。‥‥(中略)』とツイートし、自身も剛力とのパリコレデートで足からZOZOSUITをチラ見せしていたので、なんとなく「ああ、あれね~」と思っていたけど、実はそれがどんなものかは、チンプンカンプン。
ZOZOSUITをネットで調べると、水玉のマーカーを全体に施した採寸用のボディースーツで、これを着てスマートフォンのカメラで360度撮影すると、体の1万5000か所のサイズを瞬時に計測できるのだそう。しかも無料(送料200円)。
計測するためにはZOZOTOWNアプリ(無料)が必要で、計測用スマートフォンスタンドにスマホを立てて計測するのだそうな。
アプリを取得して「0円」で注文
ふむふむ。まずは自分のタブレットで、ZOZOTOWNのアプリを取得。そこに身長、体重、生年月日、住所を入力して、自分の体に合ったZOZOSUITを「0円」で注文する、と。
で、3日後に届いたスーツはというと、まあ、大きめの水玉模様のついたダイビングスーツだわね。でもダイビングスーツとは違ってウエストまわりとか、腕回りとか、ゆるゆるなの。ほんとにちゃんと計測ができるのかしら。
しかもこれを着て、ひとりで計測用スマートフォンスタンドにスマホを立てて計測? いや、私には絶対に無理だよ。カメラとの間を何回か行ったり来たりしてひとり撮影を断念した私は、恥を忍んでこの連載の相棒、編集Oくんに撮影をお願いしたわよ。
音声アナウンスにしたがって360度ぐるっと自動撮影
「カメラから2m離れてカメラに向かって12時を向いて…」「少し後ろに下がってください」と、私の場合はタブレットから指示が出るんだけど、その通りに動いたつもりでも「計測ができません」とアナウンス。
これを何度も繰り返し、「ああ、もういい!」とキレそうになる直前で、「では計測を始めます」という音声が聞こえてきて、ホッ。
計測は、カメラに向かって12時から1時、2時、3時と、音声アナウンスに従って時計回りに動いて、そのたびに自動的にシャッターが切られるの。
そして計測が終了すると瞬時に、体中の寸法が画面に表示…って、ちょっとあんたここまで細かい寸法出しを誰が頼んだのよ!
「ウエストもヒップのサイズも大きすぎ!」
てか、絶対に間違っている。ウエストもヒップも、私が承知しているサイズより5~10cmは太いもの! 「あ、そうね」と思えるのは股下、68.6cmと、バストとヒップがほぼ同サイズ、ということくらい。どうしてもこの数字が納得できない私は、家に帰ってメジャーでウエストを測ってみたわよ。
ほら、やっぱりね。10cm違っている! しかしこんな不確かなもんを、わざわざZOZOが作るかしら。1万5000か所も測っているというし、と思った私は、今度は体の力を抜いてぷーっとお腹を膨らまして測ったら、これが“ZOZOサイズ”だった…。
しかしさ~、IT技術の粋だろうがなんだろうが、20代のバストサイズとほぼ同じの、ZOZO測定のウエストサイズを、そう簡単に受け入れられるかって。
で、実際のところ、どうなのよというわけで、ZOZOが「あなたのジャストサイズ」というスリムジーンズと、セーターをZOZOTOWNで注文して今、到着待ちなの。
その間も採寸された、“裸の私”の画像が、頭から離れない。この半年間で体重は11kg落ちたし、ユニクロのパンツ、XLからLになったのに、それでもこのサイズ!
“月曜断食”を始めたとき、人間ドックで管理栄養士から提示された、「肥満の入り口の15kg減」を目標にしてきたけど、あと4kg落としても、経験上ウエストは4cmしか減らない。これじゃ全然、イケた初老女になれないじゃないか!
ショックを受けると、とりあえず真正面から受け取らず逃げるクセのある私は、ダイエッターなら絶対にしない、食べ歩きの旅に出たのである。
オバ記者(野原広子)
1957年生まれ、茨城県出身。『女性セブン』での体当たり取材が人気のライター。同誌で、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。
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