料理・レシピ

《作りおきできる酢切り干し大根の腸活レシピ》アレンジしやすい甘酢味「バインミー」や「さっぱり炒め」「チャーハン」にも

「酢切り干し大根のチーズ入り肉巻き」
作りおきの酢切り干し大根で作る「酢切り干し大根のチーズ入り肉巻き」
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免疫力アップ、生活習慣病予防など、いまや「元気で長生き」するために“腸活”は欠かせない。腸内環境を整える方法も、日々アップデート。最新の情報を取り入れたレシピで、おいしく元気に! フードコーディネーター・管理栄養士の渥美まゆ美さんが、作りおきで手軽にアレンジできる酢切り干し大根と、その活用レシピを教えてくれた。

甘酢味でアレンジしやすい!漬けるだけの“腸活の素”

「切り干し大根は、食物繊維をたっぷり含む、おすすめの腸活食材。乾物は栄養素が凝縮しているため、少量でたくさんの食物繊維を摂取できる点も優秀です。甘酢漬けにすることで、色々な料理に使える“腸活の素”に。そのまま食べてもおいしいので、ぜひ毎日の食事に取り入れてください」(渥美さん・以下同)

「酢切り干し大根」
冷蔵で3〜4日保存可能な「酢切り干し大根」
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「酢切り干し大根」のレシピ

100gあたり食物繊維2.3g。冷蔵で3〜4日保存可能な作りおきの酢切り干し大根で、毎日腸活!

《作り方》(作りやすい分量)

【1】切り干し大根50gは5cm幅に切り、さっと水で洗う。

【2】耐熱容器に赤唐辛子の小口切り小さじ1、水1と1/2カップ、酢1/2カップ、砂糖大さじ4、塩小さじ1/2を入れ、電子レンジ(600W)で2分加熱する。

【3】【1】を加えて漬け、粗熱をとる。

「酢切り干し大根とわかめのトマトサラダ」のレシピ

切り干し大根の食感がアクセントに。

「酢切り干し大根とわかめのトマトサラダ」
「酢切り干し大根とわかめのトマトサラダ」
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《作り方》(2人分)

【1】トマト1個はくし形切りにする。わかめ(乾燥)大さじ1は水で戻して水気を切る。ツナ缶(水煮)1缶(70g)は缶汁を切る。

【2】ボウルにオリーブオイル大さじ1、塩ふたつまみ、こしょう少量を入れて混ぜ、【1】、 酢切り干し大根60g を加えて混ぜる。

【3】器に盛り、パセリのみじん切り小さじ1を振る。

腸活POINT

「同じく食物繊維が豊富なわかめを切り干し大根と合わせることで、腸がよろこぶ副菜に」

「酢切り干し大根のバインミー」のレシピ

なますの代わりに酢切り干し大根をはさんで。

「酢切り干し大根のバインミー」
「酢切り干し大根のバインミー」
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《作り方》(2人分)

【1】ミニフランスパン2本は横から深く切り込みを入れ、切り口にオリーブオイル小さじ2を塗る。さば缶(水煮)1缶は缶汁を切る。アボカド1/2個は種を除いて皮をむき、5mm幅の薄切りにする。パクチー適量はざく切りにする。

【2】フランスパンの切り口にアボカド、さば缶をのせてマヨネーズ適量をかけ、酢切り干し大根60g、パクチーをのせてはさむ。

腸活POINT

「アボカドも、食物繊維をたくさん含んでいる、優れた腸活食材です」

「酢切り干し大根のチーズ入り肉巻き」のレシピ

豚肉の旨みが甘酢の酸味とチーズのコクをまとめる。

《作り方》(2人分)

【1】豚ロース薄切り肉6枚を1枚ずつ広げ、塩・こしょう各少量を振る。手前に酢切り干し大根100g、ピザ用チーズ30gを順に等分にのせて巻く。

【2】フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、【1】を巻き終わりを下にして並べ入れ、全体に焼き色がつくまで転がしながら2分焼く。

【3】火が通ったらみりん大さじ2、酒大さじ1、しょうゆ小さじ2を加え、とろみがつくまで炒め絡める。

腸活POINT

「酢切り干し大根と一緒に発酵食品のチーズを巻いて、腸活パワーをアップ」

「酢切り干し大根入り納豆チャーハン」のレシピ

酢のさっぱり感で飽きのこない味に。

「酢切り干し大根入り納豆チャーハン」
「酢切り干し大根入り納豆チャーハン」
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《作り方》(2人分)

【1】 酢切り干し大根100g は1cm幅に切り、水気を絞る。長ねぎ1/2本はみじん切りにする。青じそ2枚はせん切りにし、さっと水にさらして水気を切る。納豆2パックはたれと混ぜる。卵2個は塩・こしょう各少量を加えて溶きほぐす。

【2】フライパンにごま油大さじ1を熱し、長ねぎを入れてしんなりするまで炒める。酢切り干し大根、納豆、ご飯300gを加えて炒め合わせる。

【3】しょうゆ大さじ1/2を加えて炒め、溶き卵を加えて卵に火が通るまでほぐしながら炒める。器に盛り、青じそをのせる。

腸活POINT

「腸活食材の代表格である納豆は、発酵食品であり食物繊維も豊富に含みます」

「酢切り干し大根と鶏肉、きくらげのさっぱり炒め」のレシピ

オイスターソースと甘酢味が好相性。

「酢切り干し大根と鶏肉、きくらげのさっぱり炒め」
「酢切り干し大根と鶏肉、きくらげのさっぱり炒め」
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《作り方》(2人分)

【1】鶏もも肉1枚はひと口大に切り、塩・こしょう各少量を振って片栗粉大さじ2をまぶす。

【2】小松菜2株は4cm幅に切る。きくらげ(乾燥)2gは水で戻して固い部分を除き、食べやすい大きさに切る。

【3】フライパンにごま油大さじ1を熱し、【1】を入れて火が通るまで炒める。【2】を加えて炒め、酢切り干し大根60g を加えてさらに炒める。オイスターソース大さじ2を加えて炒め絡める。

腸活POINT

「きのこのなかでもトップクラスの食物繊維量を持つ、きくらげを加えて」

腸活POINT

「腸活食材の代表格である納豆は、発酵食品であり食物繊維も豊富に含みます」

「豚しゃぶ、酢切り干し大根の甘酒ごまみそだれ」のレシピ

ボリュームのあるたれは鶏肉や魚にも合う。

「豚しゃぶ、酢切り干し大根の甘酒ごまみそだれ」
「豚しゃぶ、酢切り干し大根の甘酒ごまみそだれ」
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《作り方》(2人分)

【1】豚しゃぶしゃぶ用肉160gはさっとゆでて水気を切る。きゅうり1本は縦に半分に切り、斜め薄切りにする。

【2】ボウルに甘酒大さじ3、みそ・ごま油・白いりごま各大さじ1、しょうゆ大さじ1/2を入れて混ぜ、酢切り干し大根60g を加えて混ぜる。

【3】器にきゅうりを敷いて豚肉をのせ、【2】をかける。

腸活POINT

「たれに甘酒、みそ、しょうゆを加えて、発酵パワーを大幅アップしています」

◆教えてくれたのは:フードコーディネーター、管理栄養士・渥美まゆ美さん

フードコーディネーター・管理栄養士の渥美まゆ美さん
フードコーディネーター・管理栄養士の渥美まゆ美さん
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『Smile meal』代表。ヘルシーで簡単、おしゃれなレシピが好評。著書に『無理なく、おいしく使い切る! 野菜たっぷりレシピ』(池田書店)などがある。

撮影/川上朋子 スタイリング/しのざきたかこ、三谷亜利咲 撮影協力/UTUWA 取材・文/平井薫子

※女性セブン2025年7月31日・8月7日号