
高血圧や動脈硬化、心筋梗塞など、血管が原因の病気のリスクを減らすために、積極的に摂りたい食材を使った、お手軽レシピをご紹介!管理栄養士、料理研究家の松尾みゆきさんと関口絢子さんが、動脈硬化予防に効果的とされるレシチンを含む大豆食品を使ったスープレシピを教えてくれた。
スープでおいしく血管ケア
寒さで血管が収縮し血圧が上昇しやすく、脳卒中や心筋梗塞などのリスクが高まるこの時期。食べやすく、体を芯から温める「スープ」で、おいしく血管ケアを始めませんか?
「煮込んでかさが減る分、サラダよりも野菜がたっぷり摂れるスープは、栄養面でも優秀なメニュー。塩分量が多くなりがちなので、血管のためには特に具だくさん&汁少なめがおすすめです」と話すのは、松尾さん。
関口さんは、「起き抜けの体を温めて血管の拡張を助け、血液をスムーズに流すためにも、朝食はスープ中心に組み立てるのが理想的。積極的に食べたい青魚や大豆製品も、温めることで量が取りやすくなりますよ」と話す。
【注目食材】血管を丈夫にメンテナンス「大豆製品」
大豆に含まれるレシチンには、血管壁についたコレステロールを排出して血管壁そのものを強くする働きがあり、動脈硬化予防に効果的。
豆腐・油揚げ
「脂質代謝を促す大豆レシチンやサポニンのほか、ミネラル分も豊富です。ゆばやおから、高野豆腐なども積極的に取り入れて」(関口さん)
「豆腐ととろろ昆布の梅仕立て」のレシピ
あっさり仕立てで夜食にもぴったり。混ぜて召し上がれ。
《作り方》(2人分)
【1】絹ごし豆腐1/2丁(70g)はさいの目に切る。梅干し(大)2個は種を除いてたたく。長ねぎ10cmはみじん切りにする。
【2】鍋にだし汁2カップ、豆腐を入れて中火にかけ、軽く煮立たせる。
【3】器(2個)に【2】を半量ずつ注ぎ入れる。梅干し、とろろ昆布ふたつかみを半量ずつのせ、仕上げに長ねぎを散らす。
《Point》
とろろ昆布に含まれる水溶性食物繊維も、コレステロールを体外へ排出し、糖や脂肪の吸収を穏やかにする働きが。
「焼き油揚げとなすのしょうがスープ」のレシピ
カリッと香ばしい油揚げと、とろ~りなすの対比も楽しい。

《作り方》(2人分)
【1】油揚げ1枚はトースターで焼き、5mm幅の短冊切りにする。なす1本はへたを取り、5mm厚さの半月切りにする。なめこ1パック(40g)はさっと水洗いし、ざるに取る。
【2】鍋にだし汁2カップ、なすとなめこを入れて中火で煮る。火が通ったら、おろししょうが小さじ1としょうゆ小さじ2で味つけし、油揚げを加える。
【3】器に盛り、ねぎの小口切り適量をのせる。
《Point》
なすの皮には高い抗酸化作用をもつポリフェノール(ナスニン)が豊富。水にさらすと流出しやすいので、そのまま使って。
「豆腐のごまみそスープ」のレシピ
風味豊かなすりごまとみそで、こっくり、あと引く味わい。

《作り方》(2人分)
【1】絹ごし豆腐1/2丁(70g)は軽くくずす。乾燥きくらげ3gは水で戻して細切りに、ほうれん草1/2束は下茹でして2cm幅に切る。
【2】鍋にだし汁2カップを入れて中火にかけ、煮立ったら豆腐ときくらげを加える。
【3】豆腐が温まったら火を弱め、みそ大さじ2を溶き混ぜる。ほうれん草と白すりごま大さじ3を加える。
《Point》
ごまに含まれるビタミンEやセサミンにも、動脈硬化を予防する働きが。香ばしくまろやかな風味は、豆腐との相性もぴったり。