「○○ダイエット」といった、単品ダイエットは毎年話題を呼ぶが、正直飽きてしまって続かないという人も多いはず。そこで、ダイエット効果が高いと注目を浴びる食材10個をピックアップ。おすすめのアレンジレシピもチェックしておいしく楽しく、賢くダイエットしよう!
【さつまいも】食物繊維のバランス抜群!
甘くておいしいさつまいも。糖質が多く減量中には不向きな食材と言えそうだけれど、実は食物繊維だけでなく栄養素も豊富。水溶性と不溶性の食物繊維をバランスよく含み、胃腸の働きを改善することに役立つさつまいも。また、切ると出てくる白い液に含まれる「ヤラピン」は、便をやわらかくして便通を促し、コレステロールや老廃物の排出に働く。つまり、食物繊維と「ヤラピン」、ダブルの効果で便秘の解消や予防への効果が期待できるのだとか。
さらに、「ビタミンD」と「ビタミンK」を除くほとんどのビタミンを含み、中でも「ビタミンC」の含有量はいも類の中でトップ。水に溶けやすく熱に弱い性質の「ビタミンC」だけれど、でんぷんに包まれているので、比較的熱に強い。
そのため、「ビタミンC」の強い抗酸化力がシミやそばかすの予防など、アンチエイジングに効果を発揮してくれるそう。さらに、ダイエット中に不足しがちな「鉄」や「カルシウム」などのミネラルを補充できるのもうれしい。
【おから】“痩せホルモン”を増加させる!
日本で古くから親しまれてきたヘルシー食材といえば、おから。これを取り入れたダイエットが新たなトレンドとなっている。大豆由来のたんぱく質には、体内で作れない必須アミノ酸が豊富に含まれ、内臓脂肪や中性脂肪を減らす効果がある。その上、おからには、アディポネクチン(痩せホルモン)を増やすβコングリシンが含まれるため、内臓脂肪は減り、痩せホルモンは増える。痩せたい人には強力なお助け食材だ。
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【小松菜】脂肪の蓄積を抑え、美肌にも!
小松菜の色素成分である「ネオキサンチン」には、抗肥満作用が。これは脂肪の合成にかかわる酵素の働きを低下させるので、脂肪の蓄積を抑えてくれるという。またアブラナ科に特有の「イソチオシアネート」がデトックスに、「食物繊維」が便秘改善に◎。
さらに小松菜は、「カルシウム」や「鉄分」などのミネラルと、ビタミン類が豊富。特に「カルシウム」は、ほうれん草の4倍の含有量を誇る。また「β-カロテン」や「ビタミンC」がたっぷりなので、風邪の予防や美肌にも役立つ。
【ブロッコリー】脂肪燃焼効果のある成分がたっぷり
ブロッコリーに含まれるフィトケミカルの1種「スルフォラフォン」には、デトックス効果や抗酸化作用が。また、脂肪燃焼効果を持つミネラル「クロム」、脂肪の代謝に欠かせない「ビタミンB2」がダイエットの味方に。
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【まいたけ】食物繊維が脂肪の吸収を防ぐ!
不溶性の食物繊維を豊富に含む「まいたけ」は、デトックスや早食い防止の効果が。さらに、きのこ類の食物繊維「キノコキトサン」は、油分を排出したり、脂質の吸収を阻害してくれるとか。
さらにまいたけは歯ごたえがあり、咀嚼に時間がかかる。ゆっくりと食べると消化もゆるやかになり、結果として血糖値の急激な上昇を避けることができる。
【レモン】むくみ改善にもお役立ち!
レモンに多く含まれるクエン酸は、疲労回復効果で知られているが、エネルギー代謝を促す。その結果、血行がよくなるので、むくみ改善にも◎。また「クエン酸」には、体外に排出されやすいミネラルを吸収しやすい形に変える「キレート効果」もある。「カルシウム」を含む乳製品などと一緒に摂ると、骨密度アップにもつながる。
さらに、レモンには、ダイエットにうれしい効果が期待できる「ポリフェノール」も。例えば、黄色の色素成分である「フラボノイド」は、脂肪の代謝を改善する働きをもつといわれる。また、果汁に含まれる「ヘスペリジン」には、コレステロール値や中性脂肪を低下させたり、体温を上昇させたり、という効果が期待できるとか。