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三浦百恵さん“万感の孫の入園式” 36年前はトラブルで幻に…「娘の入園式に出席した」長男・祐太郎が当時を振り返った

36年前、長男の入園式を見ることができなかった百恵さん(2024年1月)
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36年前は幻に終わった息子の“晴れ姿”に、三浦百恵さん(66才)は万感の思いだったことだろう。百恵さんの長男でシンガーソングライターの三浦祐太朗(40才)が4月10日、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組『キラスタ』(FM NACK5)で「娘の入園式に出席した」と報告した。

「これまでたびたびラジオで娘さんの成長を語ってきましたが、この日はとりわけ感慨深げでした。それもそのはず、彼にとってはこれが初の“入園式”だったんです」(芸能関係者)

1980年10月に芸能界を引退し、その翌月に三浦友和(73才)と結婚した百恵さんは、1984年に祐太朗を、1985年に次男の貴大(39才)を出産した。2人の息子はすくすくと成長し、1989年春には祐太朗の幼稚園の入園式を迎えた。

家庭に入り、子育てに専念してきた彼女にとって大切なイベントだったが、スター夫婦の“晴れの日”は世間の注目を集めずにはいられなかった。式当日、三浦家の前にはテレビ局や新聞社、出版社などマスコミ各社が押し寄せ、三浦親子を乗せて幼稚園に向かう車を追いかけた。

「車が幼稚園近くの信号で停止するや否や、メディア関係者がぐるりと取り囲み、車は立ち往生しました。そしてちょうどドアが開いた瞬間、ひとりのカメラマンが強引にカメラを突っ込み、シャッターを切った。騒ぎに驚いた祐太朗さんが泣き出したことで怒り心頭に発した三浦夫妻は、車外に出てきてカメラマンともみ合いに。友和さんがカメラマンにパンチを当て、百恵さんも『やめて!』と訴えながら、ビンタを数発浴びせる事態となりました」(別の芸能関係者)

カメラマン(左)に厳しい目を向ける友和(中央)と百恵さん(右)(1989年4月)
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結局、百恵さんたちは入園式への出席をあきらめ、後ろ髪を引かれる思いで自宅に引き返したという。

「いまではあり得ない取材方法ですが、当時はワイドショー全盛期で、引退した百恵さんの姿が見られるとあって、報道が過熱してしまったのです。世間は子供を守るべく手を出した百恵さんの毅然とした態度を支持。マスコミの行きすぎた取材に疑問の声が上がり、その後、芸能スターへの取材方法が変わっていくきっかけになりました」(前出・別の芸能関係者)

翌年春に迎えた次男の入園式ではトラブルが起きることもなく、親子は笑顔で式に出席することができた。

「次男の入園式以降、百恵さんは欠かさず子供たちの入学式、卒業式など晴れの舞台に出席してきました。子供思いで、教育熱心な彼女だけに、長男の入園式に出られなかったことは、無念だったでしょうね」(前出・芸能関係者)

冒頭のラジオで当時のことを振り返り、『記憶も薄いし、面白い話だなと思っていて』と述懐した祐太朗。彼にとっては“36年越しの入園式”となった。

「あのとき涙を流した長男が、親として初の入園式に臨んだわけです。きっと百恵さんもその場で、長男とお孫さんの晴れ姿を目に焼き付けたことでしょう」(前出・芸能関係者)

三浦家にとって忘れられない一日になったはずだ。

※女性セブン2025年5月1日号

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