料理・レシピ

葉野菜の女王&ミラクルフードで夏バテ・紫外線対策「ケールとキヌアのサラダ」【市橋有里の美レシピ】

いよいよ梅雨明け間近。梅雨寒で体調を崩し気味だったり、どんより曇り空が続く日々についつい紫外線対策を怠り気味だったりした人のもとにも、暑い夏が容赦なくやってきます。夏本番を迎える前に、急いで夏バテ・紫外線対策を強化しなくては!

「ケールとキヌアのサラダ」を持つ市橋有里
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そこで、「マラソン界のシンデレラ」と呼ばれた最強美人ランナー市橋有里(いちはし・あり)さんに、真夏の紫外線対策と、夏バテ防止に効果的なメニューを直撃!

本格的な夏の到来を前に、すでに夏バテ、日焼けに悩まされているライターFが徹底レポートします。

ビタミンCの宝庫!栄養たっぷりパーフェクトサラダ

「ケールとキヌアのサラダ」
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――ケールの緑が目に鮮やか! いかにも体によさそうなサラダですね。

有里:はい。「葉野菜の女王」とも呼ばれるケールは、栄養たっぷり! 日本では、青汁の材料としてよく知られていますよね。

――そう。だから正直なところ、ケールは苦いイメージがあります。

有里: 確かに、そのまま食べると苦いイメージがあるかもしれませんが、それほど苦味は強くないですし、最近は苦味を抑えた品種の開発も進んでいて、さまざまな料理に使い勝手がよいことから、「ポストパクチー」とも言われています。

――知りませんでした! ケールがたっぷりっていうだけでも体によさそうなのに、このサラダにはスーパーフードのキヌアもはいっていますね。

有里:はい、キヌアもたっぷりはいっています。ケールもキヌアもとても栄養価が高い食材ですから、このサラダ1皿でパーフェクトなバランスの栄養を摂ることができます。夏バテ・紫外線対策にもおすすめですよ!

――楽しみです!

《材料》(2人分)

「ケールとキヌアのサラダ」の材料
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ケール…1袋 キヌア…大さじ4(麦などの雑穀でも代用可) トレビス…4枚 ホワイトバルサミコ…大さじ2 オリーブオイル…大さじ2 塩、こしょう…少々

《作り方》

【1】 ケール、トレビスは、洗ってざっくりと手でちぎっておく。

【2】 ボウルにケールを入れ、オリーブオイルを加えてケールにオイルが回るまでよく混ぜる。

【3】 【2】にトレビス、キヌアも入れ、ホワイトバルサミコと塩こしょうを加えてザックリと混ぜ、器に盛り付ける。

ケールはスムージーよりサラダでとるべし!その理由とは?

ケール
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――ケールは青汁かスムージーでとる野菜というイメージでしたけど、サラダで食べると、こんなにおいしいなんて感激です。

有里:スムージーやジュースには、たくさんの野菜や果物を手軽にたくさんとれる、消化がよいなどのメリットもありますけど、私は断固として(笑い)スムージーよりサラダをおすすめします!

――どうしてですか?

有里:スムージーなどを作る場合、ついつい口あたりをよくするためにフルーツをたくさん入れて糖質を摂りすぎてしまうリスクがあります。

それに、ほとんど噛まないので腹持ちが悪く、すぐにお腹が空いてしまいがちですし、かくはんすることによって、野菜に含まれている食物繊維を壊してしまうからです。

――なるほど!

有里:そのままの形で食べる方が、素材の味わいや食感をよく感じられるし、満足感や満腹感も得やすいですよね。それに、食物繊維は便通をよくしてくれるだけでなく、糖の吸収を穏やかにすることで、血糖値の上昇を抑制し、脂肪が増えにくくなるというメリットもあります。

市橋有里が考案したレシピ「ケールとキヌアのサラダ」
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――たしかに、そのまま食べる方が食事をしたという実感もわきますね。

有里:時と場合によっては、もちろんスムージーもありですけど、新鮮な野菜は、シンプルにオイルや塩こしょうで和えるだけでも、とてもおいしくいただけるので、ぜひケールに限らず、いろいろな野菜をサラダや温野菜などで味わってみてほしいですね。

――なるほど、私もこれから野菜は「飲む」より「食べる」ようにしよう。

有里:ちなみに、ケールには野菜トップクラスの豊富なビタミンCや、紫外線から肌を守り、ダメージを予防してくれる効果のあるカロテノイドが豊富に含まれているので、紫外線が気になる時期には特におすすめです。

――夏本番を前にすでに紫外線のダメージが深刻なので、この夏はこまめにケールのサラダを食べたいと思います!

奇跡の栄養バランスを誇るキヌアの力で、疲労回復&夏バテ防止に

キヌア
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――キヌアって、プチプチしておいしいですよね。サラダやデリを選ぶときは、ついついキヌア入りを選んじゃいます。

有里:いいですね! キヌアはたんぱく質、ミネラル、食物繊維を豊富に含み、栄養バランスに優れたミラクルフード。私も現役の頃、海外で食べたキヌアのサラダがおいしかったので、よくサラダに加えて食べていました。

――手軽にサラダの栄養価をグッとアップできて、食感もプラスできるのがいいですよね。

有里:そうですね。それに、キヌアは低GI食品なので、栄養は豊富だけれど太りにくい食品というよさもあります。

――まさにミラクルフード!

有里:必須アミノ酸やビタミンB、E、葉酸なども豊富なキヌアは、疲労回復や免疫力アップに貢献してくれるので、夏バテ防止にも役立つと思いますよ。

――元気に夏を乗り切るためには、しっかり栄養を摂ることが大切ですね。

有里:はい、体は食べるもので作られますからね。せっかく食べるなら、体が喜ぶ栄養豊富な食材をおいしくアレンジして、心も元気になる食事を心がけたいですね。

――ケールとキヌアのサラダは、まさにそんなメニューですね。有里さん、今回もステキなレシピをありがとうございました!

ケールにオリーブオイルをかけている
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有里:こちらこそ! ケールをサラダでおいしく食べるコツは、最初にケールとオリーブオイルをしっかりなじませておくこと。おいしく栄養を摂るために、惜しまずひと手間をかけてみてください。

強い紫外線や厳しい暑さなど、夏本番の過酷な環境に負けない体作りに、栄養満点のケールとキヌアのサラダ、“アリ”だと思います!

* * *

紫外線によるダメージも夏バテも、事前の予防対策が肝心。体に本来備わっている免疫力や抵抗力、ダメージを防ぎキレイになろうとする肌の力を高めるためにも、栄養バランスには特に気をつけたい時期です。

1皿でパーフェクトな栄養が摂れる「ケールとキヌアのサラダ」を、今日から食卓にプラスしてみてはいかがでしょうか。

レシピ考案:市橋有里

市橋有里
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いちはし・あり。1977年11月22日、徳島県生まれ。アスリートフードマイスター・料理研究家・ランニングアドバイザー。1999年、世界選手権セビリア大会銀メダル獲得。2000年、シドニーオリンピック日本代表。「マラソン界のシンデレラ」とも呼ばれ、現在はランニングアドバイザーとして女性誌でランニングモデルをしたり、料理イベントをするなど、活躍の場を広げている。

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