寒くなってくると運動量が減りがちになるが、だからこそ重要度を増すのがインナーケア。食事で少しでも健康美容効果を得たいもの。そこで、インナービューティに詳しい料理研究家にコンビニで買えるおすすめの美活フードを教えてもらった。
普段は、買い物に行きそびれてしまったときや、仕事や出かけ帰りに短時間で最低限の買い物をしたいとき、日中忙しい日のお昼ご飯をさくっと済ませたいときなどにコンビニを利用するというインナービューティ料理研究家の國塩亜矢子さん。コンビニでは低カロリーで高たんぱくな栄養価の高い食品を選ぶという。
「食事を選ぶなら、サラダチキンやサラダ用サーモンなど、低カロリーで高たんぱくな栄養価の高い食材がおすすめです。サラダや野菜ジュース、サンドイッチなどと合わせるだけで立派な食事が完成します。おやつなら高カカオチョコやルビーチョコなど、抗酸化作用が高くエイジングケアによいもの、コラーゲン入りドリンクなどを探すのも楽しいですよ。私自身、体にとって効率のよい献立になるように栄養バランスよく選ぶように心がけています」(國塩さん・以下同)
『すっきりとした酸味のひとくちカリカリ梅』(ファミリーマート)
●疲労回復のサポートおやつ
ひとつひとつ丁寧に種を抜いた食べやすいひとくちサイズのカリカリ梅。天然由来の色味で仕上げてある。1袋43g入りで、カロリーはわずか13kcal。食物繊維は1.4g含まれる。
「ほどよい酸味と噛み応えのあるカリカリ梅。種を除いて半分に切ってあるので、種を出す手間もありません。ひとくちサイズで食べ応えもあるため、おやつ代わりにもぴったり。野菜色素など天然由来の色素成分で着色しているので安心感も高い商品です。梅には疲労物質の乳酸の代謝をサポートするクエン酸が豊富。クエン酸には高い殺菌効果も。疲れを感じたら、梅パワーを取り入れてリフレッシュ!」
『ウィングラム プロテインバーキャラメルナッツクッキー(WG)』(ブルボン)
●運動前後のたんぱく質チャージに最適!
クッキー生地に大豆パフとアーモンドを練り込んだバータイプのキャラメルナッツクッキー。たんぱく質だけではなく、10種のビタミンや約1/3日分のカルシウム・鉄を配合している。また、持続性エネルギー糖質「パラチノース」も配合しているため、間食や運動前後の栄養補給に適している。1本40gで181kcal、たんぱく質は10.9g、糖質は16.4g含まれる。
「10種類のビタミン、カルシウムと鉄分などが配合された、とても食べやすいプロテインバー。コーヒーや紅茶にとても合うキャラメルナッツ味で、さくっとしたナッツの食感も楽しい商品。配合されている『パラチノース』はハチミツにも含まれる天然糖質で、腸での吸収が緩やかでゆっくりエネルギーに変換されるため、血糖値の急上昇を防げます。スポーツ前後のエネルギー&たんぱく質補給にぴったりです」
『野菜生活100 Care+ ピーチ・アップルmix』(カゴメ)
●肌の潤いを守る機能性表示食品!
カゴメの「野菜生活100」ブランドの新シリーズで、ブランド初の機能性表示食品。健康の悩みを植物が持つ力で解決したい、というコンセプトのもと誕生し、砂糖と甘味料不使用の野菜・果実ミックス飲料になっている。『野菜生活100 Care+ ピーチ・アップルmix』は、“肌の潤いを守る”のに役立つ機能が報告されているパインアップル由来グルコシルセラミドを配合。肌の乾燥が気になる人におすすめ。14種の野菜と3種の果実を使用し、とろりとした桃の味わいが特長。1本195ml。
「“肌の潤い補給”に特化した美容要素の高い野菜ジュース。砂糖・甘味料不使用で、パインアップル由来『グルコシルセラミド』が含まれていて、肌の乾燥を防ぐβ-カロテンが豊富なにんじん、ケール、かぼちゃ、ほうれん草、パセリをはじめ、約18種類もの食材が使用されています。しっかり栄養補給したいとき、栄養バランスが偏っているときなど、美容と健康をサポートしてくれる心強いドリンクです」
『チョコレート効果 カカオ86% パウチ37g』(明治)
●毎日コツコツ食べてエイジングケア
カカオ分86%の本格ビターチョコレート。カカオ豆の加工方法を見直し、苦味と酸味のバランスを整えてある。上質なカカオ感が人気。カカオポリフェノールは、1度にたくさん摂取しても排出してしまうため、必要な分を少しずつ食べるのが効果的とされている。さらに、間食として1日に200kcal前後が適量と言われているため、間食に食べるなら3~5枚がおすすめ。
「いわずと知れた、高カカオチョコレートの先駆け的商品。細胞の老化を防ぐ抗酸化力が非常に高い、カカオ豆由来のカカオポリフェノールが豊富に含まれた美容や特にエイジングケアにうれしいチョコレートです。手につきにくいコーティング、食べやすい大きさなので、オフィスでのおやつにもぴったり。エイジングが気になる人は毎日少量ずつ取り入れるのがおすすめです」
『たっぷり野菜』(ファミリーマート)
●野菜不足解消にももってこいのみそ汁
7種の大きめの野菜がたっぷりはいった体にうれしいみそ汁。具材は、キャベツ、ねぎ、揚げなす、小松菜、ごぼう、いんげん。1食あたり54kcal。たんぱく質は3.0g、食物繊維は1.6g含まれる。
「7種類も野菜がはいっているインスタントみそ汁。野菜には体の機能を整えるビタミンやミネラル、そして整腸作用のある食物繊維が豊富です。また発酵食品の味噌にも、腸内環境を整える効果が期待されています。野菜不足気味のとき、手軽に飲める具だくさんなインスタント味噌汁は、体も温まるしとても重宝します。朝ごはんの一品や、どうしても夜食が欲しいときなどにおすすめです」
インナービューティ料理研究家:國塩亜矢子さん
フードコーディネーター。「旬食美人学」主宰。「楽しく食べて体の内側からキレイに!」をモットーに、各種メディアにてインナービューティを軸としたコラムの連載やレシピ開発・監修などを行っている。女性のライフステージや美容のお悩みに寄り添った栄養・食材提案や、旬の食材を活かした再現しやすい簡単なレシピ提案を得意としている。美容目線での作り置きごはん「常美菜」レシピが人気。著書に共著した『決定版!節約冷凍レシピ』(宝島社)がある。2児の母。
「旬食美人学」https://syunsyokubijingaku.jimdofree.com/
撮影・取材・文/竹腰奈生
●【美のプロが愛するコンビニ飯】指導歴30年のトレーナーがローソンで選ぶ体にもおいしい軽食など5品
●【美のプロが愛するコンビニ飯】栄養価高めのチョコやナッツバーなど“コンビニサイズ”で食べすぎ防止!
●【美のプロが愛するコンビニ飯】美容家がブレイクタイムに「めかぶ」や「豆サラダ」を食べる理由とは?
●【美のプロが愛するコンビニ飯】納豆やサバ缶などをアレンジして栄養バランスを上手に調整!
●【美のプロが愛するコンビニ飯】薬膳視点で高評価のセブン-イレブンのサラダやスープなど5品