「広背筋(こうはいきん)」とは、肩甲骨の下にある筋肉。姿勢を支える筋肉である広背筋を鍛えると、肩こり解消や猫背の改善につながります。また、体の中でも大きな筋肉のひとつなので、鍛えると基礎代謝がアップ。脂肪燃焼しやすい体質への改善にもオススメです。
背中のコリと猫背を改善する「広背筋ストレッチ」
【1】椅子に座った状態で、手を後ろで組む
【2】体を斜め前に傾け、両腕を持ち上げる。このとき、背中の肩甲骨を寄せるように意識をする
【3】椅子の背もたれにゆっくりと両手をのせ、体を起こす
【4】肩を下ろし、息を吐きながら胸を張り、肩甲骨を寄せる
【5】ゆっくりと肩と肩甲骨を元の位置に戻す
【6】【4】〜【5】を繰り返す
【4】のOK姿勢
肩の高さが平行な状態
【4】のNG姿勢
肩が上がるとコリの原因になってしまうので要注意! また腰を反らせると、腰に負担かかる。腰痛の原因にも注意。
動画で流れをチェック!
また【2】のときに、口を大きく開いて「アイアイ」と繰り返すと、二重アゴの予防に。大きくはっきり「からあげ」と言うのもオススメです。
背中は日常生活でなかなか意識しづらい部位。このストレッチを1日1回行うことで、背中の筋肉に意識を向けて。夏が来る前に水着が似合う”背中美人”を目指しましょう!
写真/竹井俊晴
【同シリーズの記事はこちら】
●【筋膜リリース】ツラい肩こり改善に役立つ「僧帽筋ストレッチ」
【関連する記事をチェック!】
●3分間に最大1万回の振動!筋膜をリリースする「ドクターエア 3Dマッサージロール」
●【お悩み解決ストレッチ】タレ尻やお尻デカッ!を改善する「桃尻ヒップアップ」
●1日2セット×9日間で脱・お腹ぽっこり!おかもとまりも痩せた「猫のびストレッチ」
●たぷたぷ脂肪を撃退!ほっそり二の腕を実現する「ながらエクサ」4選
●ムダ肉を寄せて上げて、正しい位置に。1日5分で美乳を実現する【おっぱい体操】
監修:近藤和奈恵(こんどう・かなえ)
愛知県生まれ。アクアビクスインストラクター。至学館大学、名古屋学院大学 非常勤講師。1996年の「ワールド・ウォーターエアロビクス・チャンピオンシップス」で、日本人で初めてのワールドチャンピオンを獲得し、以後、5連覇を果たす。現在は、アクアビクスをはじめ、からだバランスエクササイズや整体などの活動を行い、テレビでも活躍。著書に、『アクアビクス入門—美と健康へのアクセス』(中日新聞社)