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【64歳オバ記者 介護のリアル】母ちゃんが天国へ旅立った 臨終間際に呼びかけた「いづまでも寝でんじゃね。じゃがいもの種芋、植えなくちゃなんねーべ!」

「悲しい」と言って大粒の涙を流したU医師

母ちゃんが息を引き取ったのはそれから2日後の午後3時過ぎ。弟夫婦が立ち合う中、U医師は臨終の儀式を執り行った。

夕焼け
茨城へ向かう電車の中から夕焼けが見えた
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そして「とし江さんにはさまざまなことを教わりました。とし江さんが亡くなって私は悲しいです」と言って、大きな目から大粒の涙をこぼしたのだそうな。

母ちゃんの死が悲しいかどうか、今はまだピンとこないけど、このシーンを思い浮かべるたびに涙が込み上げてきて困っちゃう。

◆ライター・オバ記者(野原広子)

オバ記者イラスト
オバ記者ことライターの野原広子
写真8枚

1957年生まれ、茨城県出身。体当たり取材が人気のライター。これまで、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。昨年10月、自らのダイエット経験について綴った『まんがでもわかる人生ダイエット図鑑 で、やせたの?』を出版。

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