2001年12月|愛子さまがご誕生し、初めてのスリーショットをご披露
2001年12月1日に愛子さまがご誕生に。その1週間後、天皇陛下(当時は皇太子)は小さな愛子さまを大事そうに抱きかかえられる雅子さまと一緒に宮内庁病院の前で、お幸せそうな笑顔を見せられていました。
後日行われた会見で雅子さまは、生まれたばかりの愛子さまを初めて目にしたときのことを語られました。「本当に生まれてきてありがとう、という気持ちでいっぱいになりました。今でも、その光景は目に焼き付いています」と、思わず涙ぐむ雅子さまの背に、陛下がそっと手を差しのべられたお姿が印象的でした。
2004年5月|“人格否定発言”が大きな波紋を
大きな波紋を広げたのは、天皇陛下(当時は皇太子)による”人格否定発言”でした。この頃、雅子さまは適応障害と診断され、療養に入っている時期でした。2004年5月10日、ヨーロッパご訪問を前に会見に出席された陛下。
雅子さまの療養生活について「雅子にはこの10年、自分を一生懸命、皇室の環境に適応させようと思いつつ努力してきましたが、私が見るところ、そのことで疲れ切ってしまっているように見えます」と述べられたあと、こう続けられました。
「雅子のキャリアや、そのことに基づいた雅子の人格を否定するような動きがあったことも事実です」
上皇陛下が同年12月の記者会見で「まだ十分に理解し切れぬところがある」と困惑の言葉を漏らされるなど、大きな影響を与えたご発言となりました。
2006年4月|愛子さまの入園式にご夫婦そろってご出席
2006年4月、天皇陛下(当時は皇太子)と雅子さまは、愛子さまの学習院幼稚園の入園式にそろってご出席。
愛子さまの手には雅子さま手作りの刺しゅう入り手提げバッグが。雅子さまと手をつないで元気に登園されている姿が印象的でした。
雅子さまは、形のきれいな白のワンピースに同じ白のジャケットをコーディネート。ジャケットの襟や裾、袖口には縁取りのデザインが施されていてさりげなく華やかさが香る佇まい。靴とバッグは黒、胸元にはパールのネックレスを合わせられ、シンプルながらも上品さをキープ。陛下は、ダブルボタンのジャケットに赤いチーフを添えられ、愛子さまの制服に寄せていらっしゃるようで微笑ましい装いでした。