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犬の耳がにおったら要注意!外耳炎の可能性も 予防のための耳そうじのやり方

家庭での耳そうじは“拭くだけ”にとどめて

予防策として有効なのは、やはり耳を清潔に保つこと。

「ニオイ対策という意味でも、健康管理の意味でも、耳そうじは定期的にしたほうがいいですね。普段は月に1回ぐらい。トリミングに通われているなら、サロンに一緒にお願いするといいと思います。そのとき、耳の中の毛を抜いたりカットしたりしてもらうと外耳炎のリスクをさらに下げられます。夏場はトリミングとトリミングの間に自宅でも1回やって、耳そうじの頻度を2週に1回程度に上げると安心ですね」

耳そうじの正しいやり方は?

もちろん、外から耳垢が見えた場合などには、周期にこだわらずにケアしましょう。では、自宅での耳そうじは、どのようにするといいのでしょうか。

耳をチェックされる犬
ウェットティッシュを使って、耳の入り口を拭いて(Ph/イメージマート)
写真4枚

「アルコールフリーの犬用ウェットティッシュを使って、耳の入り口を拭くのが、自宅での耳そうじです。耳をそっと持ち上げて、目に見える範囲、指で触れられる範囲を拭いてあげてください」

仕上げにイヤーローションを使ったり、細かいところの汚れを拭くのに綿棒を使ったりしても構わないといいます。ただし、綿棒でぬぐう範囲にはご注意を。

「綿棒で拭くのも耳介(じかい、耳のもっとも外側の部分)の溝までにしてください。耳の奥まで綿棒を入れると、かえって耳垢を押し込んでしまったり、耳の中を傷つけてしまったりする恐れがあります。耳の中が傷つくと、それが原因で外耳炎になったりもします。犬も嫌がる子が多いはず。あとから気にしてしつこく掻いてしまって、耳が傷つくこともあります」

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