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鉄道開業150年!アリス、チューリップ、野口五郎からタッキー&翼まで 今こそ聴きたい「鉄道」の名曲

『遠くで汽笛を聞きながら』の作詞は谷村新司(中)が、作曲は堀内孝雄(左)が担当した(写真は1979年、Ph/SHOGAKUKAN)
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アリスの『遠くで汽笛を聞きながら』は、自分の場所を大切にしようとする主人公が見えてくる。

この曲のシングルジャケットは、アリスのメンバー3人の写真ではなく、なんとも雰囲気のある雪景色の駅の写真が使われている。場所は秋田県横手市平鹿町の奥羽本線醍醐駅。雪が降る無人駅で、ポゥッと明かりが微かにともる景色に、静かな覚悟と、「その先」を思わせる。

『いい日旅立ち』といい、谷村新司さんの描く鉄道ソングは強過ぎる!

谷村新司(右)の鉄道ソングは「強い」(写真は1979年、Ph/SHOGAKUKAN)
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風景がありありと見える『私鉄沿線』

『いい日旅立ち』といえば1978年、まだJRが「国鉄」だった頃、キャンペーンソングになり、大ヒットしたことで有名だ。『いい日旅立ち』に競り負けキャンペーンでは使われなかった(テレビ番組にて武田鉄矢さん談)ものの、後に大ヒットしたのが海援隊の名曲で私のカラオケの十八番『思えば遠くへきたもんだ』である。コスモスが揺れるこの季節、ぜひ聴いて。涙が勝手に溢れ出るから!! 最初の「ヒョ〜ロローローロロロゥ〜ヒョ〜ロロロ〜ロロロローゥ……」という笛の音が涙腺を刺激してくるので、ひと目の多い場所で聴くのは避けたい。危険だ!

1978年発売の『思えば遠くへ来たもんだ』はその後、同名の映画、テレビドラマも作られた(Ph/SHOGAKUKAN)
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