シリーズ累計66万部を突破した「やせおかシリーズ」。著者の柳澤英子さん(50代)が1年で26kg減に成功し、リバウンドいっさいなしという点も話題のひとつ。
今回はシリーズ第一作目の『やせるおかず作りおき』から、柳澤さんがダイエット中に食べるべき食材についてアドバイス。痩せない…と悩んでいる人は参考にして。
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食後 、血糖値は上昇し、体脂肪を合成するホルモンが流れ始めます。この血糖値の上昇が急激だったり頻繁だったりすると、体脂肪が増えて太ります。血糖値を上昇させるのが、主食であるごはんやパン、めん類などの炭水化物のほか、フルーツやスイーツなどの糖質。
つまり、これらの糖質を制限し、血糖値の上昇をゆるやかにコントロールすることが、痩せにつながる近道と知りました。私の場合は、
1)主食を食べないか、ふだんの1/3~1/2量に。
2)甘さを感じるものは避けるか、ほんの少しに。
この2点を注意するようにしました。カロリー制限のダイエットをしたときより、いろいろ食べられるから、からだも元気。ストレス知らずで痩せられました。
特に避けていた食品
※1 激痩せ期は、ごはんは食べてもふた口まで。
※2 特に避けた調味料は、白砂糖を使ったもの。
痩せたいならどちらを選ぶ? 1)うどんVS肉
肉に比べるとカロリーの低いうどんですが、ごはんやパンなどと同じ炭水化物の仲間。いわば、糖質のかたまりで す。肉は主にたんぱく質や脂質からできているので、しっかり食べても糖質は少なめ。砂糖が多く含まれたソースやタレは控え、塩とコショウなど、できるだけシンプルな味付けでいただきましょう。
痩せたいならどちらを選ぶ? 2)焼きいもVSチーズ
食物繊維やビタミン類が豊富な焼きいも。チーズに比べるとカロリーも低く、ダイエットによさそうな気もしますが、実は糖質が多い食品です。チーズはカロリーや脂質は高いのですが、 糖質低めの発酵食品。ダイエット中にとりたいカルシウムも多く含んでいます。
痩せたいならどちらを選ぶ? 3)フレッシュジュースVS赤ワイン
お酒のカロリーを気にして、ビタミン豊富なフレッシュジュースを選ぶ人も。でも、果物には果糖という糖分が多く含まれています。お酒はワインのほか、糖質ゼロの発泡酒や、蒸留酒の焼酎、ウイスキーなど、糖質の低いものを選べば大丈夫です。
監修:柳澤英子(やなぎさわ・えいこ)
料理研究家。編集・ライターとして料理関連の雑誌やムック、書籍、広告の制作に携わるとともに、レシピの開発や提供など食全般に関わる。数々のダイエットに挑戦してはリバウンドをくり返したが、「食べてもやせる」ダイエットで劇的スリム化に成功。そのメソッドを説明した「やせるおかず 作りおき」は、累計66万部超の大ヒットシリーズに。近著に『全部レンチン! やせるおかず 作りおき』(小学館)
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